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参院選を前に、「日本人ファースト」を掲げる参政党が存在感を強めている。東京都議選(6月22日投開票)では4候補中3人が初当選。政党支持率も急伸しており、他の保守系政党は自党からの支持層流出を警戒する。なぜ今、参政党が支持を拡大しているのか。支持者と専門家への取材で背景を探った。
「減税、積極財政、そして日本人ファーストで外国人問題にしっかりと取り組む」
6月25日、東京都のJR有楽町駅前に、参政党の神谷宗幣代表の声が響いた。数百人の聴衆に交じり、「NO! HATE」「差別するな」と書かれた紙を掲げる人や、手持ちのスピーカーでヤジを飛ばす人もいる。
神谷氏が「外国人差別とは違う。アンチ・グローバリズムなんです、我々は!」と語気を強めると、聴衆から「そうだ」とのかけ声と拍手が湧き...
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