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石破茂氏、中国の空母展開を警戒「台湾周辺は平和への重大な脅威」
山梨県甲府市で街頭演説を行った石破茂首相(自民党総裁)。中国による軍備拡張や台湾周辺での航空母艦配備に対し、「地域の平和に対する重大な脅威だ」と強い懸念を示した。(AP通信)

『共同通信』によると、自民党総裁で元防衛大臣の石破茂氏は、参議院選挙を目前に控えた7月6日、山梨県甲府市で街頭演説を行い、中国の軍事的台頭への懸念を強く表明した。特に「中国は台湾周辺に航空母艦を展開しており、驚異的なスピードで軍備拡張を進めている」と指摘し、国民に対しアジア太平洋地域における中国の影響力拡大という現実を直視するよう呼び掛けた。

石破氏はさらに、中国がロシアによるウクライナ侵攻を支援している点にも言及。「ウクライナ危機や中東情勢は、アジアの安全保障にも深く関連しており、局所的な問題とは言えない」と強調した。自身が街頭演説で繰り返す安全保障重視の姿勢については、「自民党は国家の安全を守り、日本の独立と平和を維持するために存在している」と訴えた。

また、『産経新聞』によると、7月4日には沖縄県那覇市で自民党公認候補の応援演説に登壇。そこで石破氏は「中国はすでに台湾周辺に航空母艦を3隻配備しており、極めて速いペースでその影響地盤を拡大している」と改めて危機感を示し、「日本としてどう対処すべきかを真剣に議論しなければならない」と語った。

さらに、石破氏は台湾有事が日本へ波及する可能性を強く警告。特に南西諸島、先島諸島への安全リスクを念頭に置きつつ、「万一に備え、島民の避難や命をいかに守るかは、喫緊の課題だ」と主張した。与党である自民党と公明党に対しては、「国防と災害対応を両輪で進め、具体的な行動と政策を示す必要がある」と訴えた。

【日時】2025年07月07日 19:36
【提供】風傳媒

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