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参院選で自民党の森山裕幹事長のお膝元、鹿児島選挙区(改選数1)で異変が起きている。自民が長年議席を守る同選挙区では野党共闘の成立や新興保守勢力の急伸が重なり、自民候補が苦戦している。石破茂政権の要である森山氏の地元での敗北は今後の政権運営に影を落とす可能性があり、森山氏は鹿児島入りを重ねるなど危機感を募らせている。
10日に鹿児島市内で開かれた自民元職の演説会で、森山氏は「本当に厳しい戦いだ。何としても勝ち抜かなければならない」と訴えた。情勢調査で、無所属新人のリードが伝えられていることが念頭にある。
昨年、自民鹿児島県連は参院選に向けた公募を行い、最終的に元職が選ばれた。一方、公募から漏れた新人が立憲民主党推薦で立候補することが伝わると自民に驚きが広がった。...
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