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新燃岳の北西に位置するえびの高原硫黄山では9日、南西斜面に小さな「湯だまり」ができているのが発見された。
湯だまりからは灰色の熱水が流出しており、気象庁は噴気や熱水の流出が活発化しているとして、警戒を呼びかけている。
気象庁によると、硫黄山周辺の地震計では、7日午前0時半ごろから午前10時ごろにかけて、地震波の波形が大きく動くようすが確認されている。
また、同日未明からは活発な噴気が噴出し始め、その状態はいまも続いている。
きょう(9日)、現地調査を行った気象庁によると、南西側の斜面では新たに小さな湯だまりができていて、熱水が噴き出しているのが確認された。
気象庁は、「地震計の振幅の増大は、噴気活動や熱水流出に伴って起きている」として、新燃岳の噴火や火山活動の活発化によって、硫黄山でも噴石の飛散や火山灰への警戒が必要だとして、引き続き噴火警戒レベル2を発令して注意を呼びかけている。
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