マカオ・コタイ地区にあるカジノIR(統合型リゾート)施設「ウィンパレス」で8月11日午前7時頃、アトラクションの点検作業中だったフィリピン国籍の男性(51)が死亡する労災事故が発生。
マカオ政府労工事務局及び司法警察局の発表を総合すると、事故が発生したのは回転・昇降式の花の彫刻のアトラクションの底部(地下フロア)に設けられたバックヤード部で、電動昇降台の定期点検作業が行われているところだった。
死亡者は地下2階の機器底部でパーツ故障の有無を検査中で、地下1階にいた同僚に機械を回転させるようトランシーバーで呼びかけた後に反応が途絶え、同僚が確認に向かったところ、底部の梁の部分にぶら下がった状態で発見されたという。
司法警察局は初歩調査結果として、機械が回転した際、ギアチェーンに頭部が挟まったことに起因する事故との見方を示した。
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事故現場の状況を確認するマカオ政府労工事務局の職員(写真:マカオ政府労工事務局)
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事故現場の状況を確認するマカオ政府労工事務局の職員(写真:マカオ政府労工事務局)