卓球のワールドテーブルテニス(WTT)は15日、11月に福岡県北九州市で開催される男女の年間王者を決定する「WTTファイナルズ」のチケット販売開始日を9月18日と発表したことに中国から抗議の声が寄せられたことを受け、当面の間、チケット販売を見合わせ、新たな日程を後日発表すると説明した。
WTTは、X(旧ツイッター)に投稿した声明で、「このイベントのチケット販売日発表について心からおわび申し上げます。これは熱心なファンの皆様にとって非常にデリケートな問題であると認識しております」とした。
微博(ウェイボー)に投稿した声明では「WTTの国際コンペティション部門および外国籍の担当者がこの日の背景について知らなかったことにより中国のファンの関心と抗議を引き起こしたことについて、深くおわび申し上げます。WTTは中国人民の感情を損なういかなる行為に対してもゼロ容認の姿勢を取っています」とした。
9月18日は満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日で、中国はこの日を「国辱の日」と位置付けている。(翻訳・編集/柳川)
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