中国で牧場を経営する「クレヨンしんちゃん」の大ファンが、アニメに登場するしんちゃんの家を実際に建ててしまった。中国のしんちゃんファンが集まる名所にするつもりらしい。
子供向けのコメディアニメ「クレヨンしんちゃん」は、世界的に有名だ。中国にも、年齢を問わず、多くのファンがいる。そして、しんちゃん(野原しんのすけ)の自宅である野原家の建物ーー赤屋根に白壁が特徴的な二階建て一軒家ーーは、ファンたちの間では一つの象徴になっているという。
その家を実物で再現したのが、中国·浙江省のシェン・ユーハオ(沈兪豪)さん。21才の彼は、それまで家族が経営していた羊牧場を受け継ぎ、日本円にして約6000万円の「野原家」を建てた。彼自身が住むためだという。
家を建てるまでに1年以上かかった。しんちゃんの家には著作権があり、勝手に同じデザインの家を建てられないためだ。シェンさんはこの問題をクリアするため、上海にある「クレヨンしんちゃん」の著作権エージェントと何度も協議し、最終的には承諾を得たと報じられている。
実際に家の建築が始まったのは2024年7月。シェンさんは建築材料にもこだわり、既製品を使わず特注品をオーダーした。そのため、建築費が跳ね上がってしまったそう。しかし、母親の援助のおかげで、夢だったしんちゃんの家を完成させることができた。家の外観や家屋内を紹介した動画が、SNSでシェアされている。
pic.twitter.com/OruBXGmmiB— 中国動画 (@RC00547555) December 30, 2024
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— 中国動画 (@RC00547555) December 30, 2024
シェンさんの夢は、この家一軒だけでは終わらない。次は、しんちゃんが通う「ふたば幼稚園」を再現した教育施設を作るのだそう。さらには、アニメの舞台である「春日部の街」を丸ごと再現したテーマパークのようなものを作るというアイディアも温めているという。(了)
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