爆サイ.com 北部九州版

🌎 国際ニュース



NO.12507795
【MLB東京開幕戦】大谷翔平が二塁打で貢献ドジャースがカブスを破り新シーズン初勝利
大谷翔平は本日(18日)メジャーリーグ東京開幕戦でヒットを放った後、球場全体から大歓声が上がった。(陳志豪撮影)

メジャーリーグ(MLB)の東京開幕戦が本日(18日)19時10分(日本時間)に東京ドームで行われました。シカゴ・カブスの日本人投手・今永昇太が先発登板し、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸と「背番号18」同士の日本人投手対決が実現しました。これはMLB開幕シリーズ史上初の日本人投手同士の対決となりました。しかし、今永昇太は4回で降板し、勝敗には関与しませんでした。一方の山本由伸は先制点を許したものの、最終的に5回72球、3被安打、4奪三振、1失点の好投で勝ち投手の権利を獲得しました。同試合で大谷翔平は今季初ヒットと初得点を記録しましたが、鈴木誠也は4打数無安打でした。

試合前の始球式には、カブスのユニフォームを着た日本のレジェンド選手・福留孝介が登場しました。試合は2回裏、カブスが先制しました。ダンズビー・スワンソン(Dansby Swanson)が中堅へのヒットを放ち、ピート・クロウ=アームストロング(Pete Crow-Armstrong)のゴロで進塁しました。その後、ミゲル・アマヤ(Miguel Amaya)がタイムリー二塁打を放ち、スワンソンをホームに返し、カブスが1-0でリードを奪いました。しかし、ジョン・バーティ(Jon Berti)が三振に倒れ、2回裏の攻撃が終了しました。

山本由伸は先制点を許しながらも5回72球、被安打3、奪三振4、失点1の好投で勝ち投手となった。(陳冠齡撮影)

カブスが投手を交代し、4回無安打2奪三振の好投を見せた今永昇太が降板したタイミングで、ドジャースが5回表に攻勢を仕掛けました。アンディ・パヘス(Andy Pages)が四球で出塁し、大谷翔平がヒットを放ち、一・三塁のチャンスを作ると、トミー・エドマン(Tommy Edman)がタイムリーヒットを放ち、1-1の同点に追いつきました。続くテオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernández)のゴロが二塁手ジョン・バーティの送球エラーを誘い、大谷がホームに生還し、ドジャースが2-1と逆転しました。さらにウィル・スミス(Will Smith)がタイムリーヒットを放ち、スコアを3-1に広げました。

しかし、8回には観客がレーザーポインターの使用による試合妨害が発生し、試合が一時中断される事態が発生しました。試合が再開された後、ドジャースは9回表に追加点を挙げました。大谷翔平が右翼への二塁打を放ち、エドマンの進塁打で三塁へ進みました。続くヘルナンデスが左翼へのタイムリーヒットを放ち、大谷が本塁へ生還し、ドジャースは4-1とリードを広げました。最終的にこのスコアのままドジャースがカブスを下し、山本が勝ち投手となりました。

試合前の練習で、大谷翔平(左)は左翼からの送球距離を徐々に伸ばし、最長で左翼線付近まで到達した。(陳志豪撮影)

これまで大谷翔平は今永昇太との対戦で5打数無安打でしたが、試合前の練習では左翼の守備位置から徐々に遠投距離を延ばし、最終的に左翼線付近まで到達しました。また、チームのトレーナーに背後からの投球映像を撮影させ、投球の強度をやや高める調整を行いました。練習の最終段階では、ドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督が大谷のもとへ歩み寄り、短い会話を交わしました。大谷はこの日のブルペン投球を見送り、3月下旬にロサンゼルスへ戻った後に再開する予定です。

試合後の記者会見で、勝利チームの優秀選手に選ばれた大谷翔平は、試合の適応について語りました。「東京ドームでの試合経験はあるが、これまでは主催チームとしての出場が多く、ビジターチームとしての準備環境には慣れていなかった」と述べました。また、「打撃練習用のケージが正式試合では使えない可能性があると予想していたため、準備が難しくなると考えていた」とし、「その状況下で第3打席以降に良いパフォーマンスができたことは評価できる」と振り返りました。

大谷翔平は試合後の記者会見で、3打席目以降に好パフォーマンスを発揮できたことは評価に値すると述べた。(張庭瑜撮影)

同じく勝利チームの優秀選手に選ばれた山本由伸も、試合後の記者会見で「日本で開幕戦を迎えられたことは非常に興奮する経験だった。ファンの熱い応援が大きな力となった」と喜びを語りました。また、ドジャースの一員として初めて開幕戦の先発投手を務めたことについて「特別な意味を持つ試合だったので、全力を尽くした。チームの勝利に貢献できて嬉しい」と述べました。さらに、5回の投球を終えた際に大声で叫んだことについては、「この試合に全ての感情を込めて投げたので、最後まで投げ切れたことが本当に嬉しかった」と説明しました。試合後に大谷翔平と交わした会話については、「大谷から『よくやった!』と言われ、シンプルながらもチームメート同士の励ましを感じた」と明かしました。


本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。