
南米のチリで先日、比較的大きな地震があり、発生時の恐ろしい様子が撮影された。
大きな揺れで建物のガラスが割れる
チリ北部では6月6日、マグニチュード6.4の地震が発生し、インフラに被害が出た他、停電が起き、2万人以上に影響を与えた。
アメリカ地質調査所(USGS)によると、地震は現地時間午後1時15分に起き、震源の深さは76km、震源地はアタカマ砂漠沿岸付近だったという。
SNSには、地震発生時、建物が大きく揺れ、ガラスが地面に落ちる様子や、テレビの生放送中、大統領候補のCarolina Toha氏と記者の2人が、急いでスタジオから避難する様子も投稿された。
津波は発生せず、死傷者もなし
今回の地震では、南米沿岸に津波を発生させる条件は揃っていなかったという。
また初期調査では、この地震により死傷者は出なかったと報告されている。
チリの国家災害対応局は、インフラへの被害は「軽微」で、「いくつかの小規模な土砂崩れ」があったと指摘。土砂崩れに関しては、地方自治体と連携し、監視と調整を行っているそうだ。
チリのGabriel Boric大統領も、「死傷者の報告はないことを確認した」と述べている。(了)