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フィナンシャル・タイムズ紙の6月5日付け社説が、李在明は大統領選に勝ったが、国民統一、対米関係、対日関係、経済など深刻な課題に直面、前途は「いばら」の道だと述べている。主要点は次の通り。
昨年12月に保守の尹錫悦前大統領は戒厳令を導入しようとしたが、今回の韓国の大統領選挙は民主主義を確認する出来事となった。左派の「共に民主党」(以下民主党)の李在明の明確な勝利により、尹錫悦の戒厳令の試みが否定されるとともに、戒厳令を明確に非難しなかった前大統領の所属する「国民の力」が拒絶された。この選挙結果は、国際政治と世界貿易で重要な部分を担う韓国に安定の希望をもたらすものだが、同国は国内外で深刻な困難に直面している。
選挙後直ちに大統領に就任した李在明は就任演説で、今後直面...
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