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太陽エネルギーだけで1日64キロ走行可能、テスラを凌ぐ電気自動車を発表 アメリカ

先日、アメリカのラスベガスで開催された展示会で、少ない消費電力で長距離を走行できる電気自動車の試作車が発表された。

「Aptera Launch Edition」

その電気自動車とは、Aptera社が開発した「Aptera Launch Edition」だ。

同社によれば、この車は太陽光エネルギーのみを使用して、1日最大64kmを走行できるという。

また1回の充電で最大640kmも走行が可能とされ、太陽光と合わせれば、最大航続距離は約708km(太陽光発電で約64km、電気で約640km)になるそうだ。

「Aptera Launch Edition」は、毎年1月上旬にラスベガスで開催される大規模な展示会「CES 2025」で初めて公開された。

軽量でエネルギー効率が高い

「Aptera Launch Edition」のボディは、炭素繊維と熱硬化性樹脂で作られた複合材料「炭素繊維シート成形コンパウンド(CF-SMC)」で作られているという。

またボンネット、ダッシュボード、ルーフ、ハッチに4つのソーラーパネルも組み込まれ、空気力学に基づいたデザインになっているそうだ。

これにより、従来のEVよりも軽量でエネルギー効率が高くなり、空気抵抗を50%も削減。さらに使われている素材により、従来の設計に必要な部品の10分の1で済むという。

この車のエネルギー効率は、1マイル(1.6km)あたり100ワット(Wh/マイル)。一方、「テスラモデルS(2022年発売)」は、穏やかな天候の市街地で194 Wh/マイル、穏やかな天候の高速道路で288 Wh/マイルを消費する。

また航続距離も、従来の電気自動車の記録を抜く可能性があり、「メルセデス・ベンツEQS 450+」の最大航続距離は684kmで、次いで「ルシッド・エア・グランド・ツーリング」が660kmになるそうだ。

Aptera社が、いつこの電気自動車を発売するのかは、不明。しかし同社は、展示会で、韓国メーカー「LGエレクトロニクス」と契約を結び、「LG」は今年から2031年まで同社に円筒形バッテリーセルを提供し、製造の増強を支援する予定となっている。(了)

【日時】2025年01月22日 11:45
【提供】Switch News

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