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エジプト・ナイル川流域に4000年前のミニ植物園 種子も発見

古代エジプトの都テーベがあったナイル川西岸のルクソールの丘で、約4000年前に作られたミニ植物園が発見された。

古代エジプトの庭園が発見されたのは初めてで、死者の復活を祈って墓地周辺に作られた可能性が高いという。

スペイン国立研究評議会(CSIC)のホセ・マヌエル・ガラン教授が率いる考古学調査チームは、ルクソール近郊のドゥラ・アブエル・ナーガの墓地遺跡から、紀元前2000年ごろのエジプト中王国時代のミニチュア庭園を発見した。

幅2メートル、長さ3メートルほどの庭園は、碁盤の目のように内部が四角く仕切られていて、それぞれの格子の大きさは約30㎠。

この中央には二本の木を植えるために、他の区画より土を盛り上げた部分があり、庭園の隅には高さ30センチほどのタマリスク(御柳)の低木が植えられていたという。

また、付近からは日干しレンガで築かれた高さ46センチほどの礼拝堂が発掘され、内部からは3つの石碑が見つかっている。

この礼拝堂は紀元前1800年の時代の平民出身の兵士の家族のものだと考えられている。

スペインの研究者は「4000年前の古代エジプトでは、シュロやイチジク、シカモアカエデなどの木々が死者の復活と関係すると信じられていた。

庭園から見つかった植物の種子を詳しく分析することで、当時の人々の葬儀文化や植物に関する研究が進むだろう」と期待を寄せている。
【日時】2017年05月08日 16:37
【提供】ハザードラボ

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