最大通信速度が10Gbpsの光回線サービス「10G固定回線」。多くのサービスがあるなか、どれが最も速いのか気になるところです。そこで今回は、「10G回線サービスの下り平均速度ランキング」を確認してみましょう。
株式会社イードが運営するトレンド情報サイト「RBB TODAY」は、インターネット回線の速度計測サービス「RBB SPEED TEST」(アプリ版)の2025年5月のログ集計結果(123054計測)を分析、10G回線サービスの下り平均速度を抽出し、ランキングとしてまとめました。
利用者の平均速度が全国で最も速かったのは、449.66Mbpsのビッグローブ「ビッグローブ光(ファミリー10ギガタイプ)」でした。続く第2位は、445.04Mbpsの中部テレコミュニケーション「コミュファ光(ホーム 10G)」となっています。
また調査の結果、トップ10の計測総数3480件のうち、約4割をビッグローブ光とコミュファ光が占める結果に。
なお、第3位はGMOインターネットグループの「GMOとくとくBB光(10ギガファミリー)」で441.61Mbps。初めて3位にランクインしています。
次に、地域別ランキングを見ていきましょう。10G回線の速度を比較すると、関東・東北・東海・近畿・四国ではおおむね400Mbps前後の平均速度である一方、北海道・甲信・九州では200Mbps未満にとどまる結果に。計測件数にもばらつきがあり、10G回線の普及は地域差が大きいことも確認されました。
なお、各都道府県の10G回線サービスの下り平均速度ランキングは以下の通りです。
・北海道:フレッツ 光クロス(最大10Gbps)…159.02Mbps・東北:NURO 光 (10ギガ 戸建て)…354.50Mbps・関東:ビッグローブ光(ファミリー10ギガタイプ)…457.67Mbps・北陸:該当なし・甲信:フレッツ 光クロス(最大10Gbps)…78.37Mbps・東海:コミュファ光(ホーム 10G)…406.42Mbps・近畿:eo光(シンプルプラン 戸建て 10ギガコース)…332.89Mbps・中国:該当なし・四国:auひかり(ホーム 最大10Gbps)…408.54Mbps・九州:BBIQ (マンションタイプ 10Gbpsコース)…167.53Mbps
10Gサービスは徐々に普及していく傾向にあり、下り速度1Gbpsを超えている人も多くいますが、平均値にすると速度は予想よりも低くなっています。
今後、地域差はなくなるのか、速度の平均値は高くなっていくのか、注目したいところです。
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