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空を見上げると、きれいな黄色いお月さまがうかんでいる。
そう、地球人は夜空を月という天体とセットでいつも眺めていた。
何百年、何千年前から。
しかしこの月、将来的には観測することができなくなるのかもしれません。
そればかりか地球に衝突する可能性があるというのです。
そんな恐ろしいことがありえるのでしょうか。
ー月は遠ざかっている・・・
月は地球からどんどん遠ざかっているなんて話、小学校に習ったはずです。
なのでむしろ衝突なんてありえないのでは?と思うのかもしれませんが、そうです、確かに年間3.8センチという僅かな距離ですが、遠ざかっております。
しかし10年で38センチ、100年で3メートル80センチ、1000年で3.8キロ・・・どんどん遠く。
しかしこの理論がいつまでも続くわけではないようです。
どうやら今後地球の自転速度が遅くなるかもしれないので、それに伴い遠ざかる現象もストップ、いやむしろ地球に吸い寄せられていくのではないかということです。
地球の重力に引き寄せられるのです。
まるでムジュラの仮面のように。
がしかし、安心して下さい。
それが起こるのはなんと650億年後。
宇宙はおよそ138億年前にできたとされておりますので、もしかしたらその時代には月と地球はおろか、太陽系、いや我々の銀河も無いのかもしれません。
そもそも、これから太陽は50億年後には膨張して今のエネルギーを使い果たし赤色巨星に。
そうすると地球はもはや今の状態ではいられないでしょう。
なので計算上では衝突しますが、その前に太陽系が消えますのでご安心下さい。
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