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アイドルグループ「テラス×テラス」が、12月28日(土)、白金高輪 SELENE b2にて『新体制お披露目ライブ』を開催した。

直近で3人がグループ卒業を果たし、メンバーが4人で活動する動きとなっていたテラス×テラス、12月23日に新メンバーの加入が知らされていた。

今回の『新体制お披露目ライブ』は、現行メンバーの担当カラーチェンジと共に、新メンバー3人が加入した初めてのワンマンライブとなり、観客の前で初のパフォーマンスとなった。

ライブの開幕を告げるオープニング映像には、「今日新しい物語が始まる」というメッセージが表示されており、観客たちのワクワク度を上げる演出を見せる。映像後に新衣装に身を包んだメンバーが登場すると、いきなり『シラユキ』をパフォーマンスする。コールができるパートがたくさんちりばめられている楽曲となり、観客たちも盛り上がっていた。

続けてライブの定番曲『恋してシンデレラ』『StarDust』を立て続けにパフォーマンス。初舞台を踏んだ新メンバーは、ソロパートをしっかり歌い上げながら、ダンスもバチっと決め、練習の成果を発揮した。

3曲パフォーマンスをした後に、新メンバーが観客に向けてあいさつ。黒田かほは「緑色担当になった、黒田かほです。かほたんと呼んでください！ すごい緊張していて、ガチガチの表情でリハーサルしていたら、麻緒(梅原)ちゃんに爆笑されてしまいました(笑)」。

ねぎためなは「黄色担当になりました！ めななんと呼んでください。かほが緊張している姿を見て、私も緊張が伝染してしまいました。でも笑顔で一生懸命にパフォーマンスします！」。

田中玲衣奈は「青色担当の田中玲衣奈です。れいれいと呼んでください！ ライブが始まったら思ったより緊張してなくて、すごく楽しいです!!」と、それぞれ初舞台の心境を発表していった。

観客にあいさつしたテラス×テラスは、続けてサマーラブソングをパフォーマンスしていく。『僕に恋しちゃいなよ』『サンライズ』『君に恋してサンセット』という王道アイドルらしいポップナンバーで、舞台上から太陽のようなオーラを放ち、観客たちを明るく照らしていく。

そしてブギウギのリズムも取り入れた『ためらいガール』では、片思い女子の心情をダンスと歌唱で表現しており、テラス×テラスらしい楽しい雰囲気を作り上げた。歌い終えた藤田梨々花と池本しおりがハイタッチし、互いを健闘し合った。なおハイタッチの‟パチン”という音は、会場内に鳴り響いており、パフォーマンスに納得している印象を受けた。

大盛り上がりの空気感の中で、ここでメンバーも知らされていない新発表があることが告げられる。メンバー、観客がかたずをのみながらスクリーンに投影される映像を確認すると、2025年よりグループ名が『テラテラ』に改名することが発表された。

元々グループ名の略称としてなじんでいた表記が、正式グループ名に採用される運びとなった。続けて、新グループ名「テラテラ」始動記念と銘打って、2025年1～3月に定期公演の開催と共に、4月4日に結成4周年記念ライブ「テラテラになっても推し続けてくれるよね？」の開催が発表された。

大きな発表を聞いた梅原麻緒は、「テラテラになった！」という驚きの心境を明かす。また池本しおりは、「追いついてますか？ テラテラになった！ 本当に新体制になった!! みんなライブ情報をメモしてね!!」と、ビッグニュースに目が点となっている様子。

イジリー岡田が登場して公式レフェリーを務める

たくさんの情報が発表された中、まだ追加の新情報があることが告げられる。その全貌は、グループとして初めて挑むチャレンジ企画が発表された。『テラテラ 第1回センター争奪！ ガチンコ炎の3番勝負』と題した企画となり、3カ月間を通してメンバー同士で対決バトルが行われること。また3回の対決で獲得した総合ポイントが、最も高かった者が優勝すること。4月に行われる4周年記念ライブで、優勝者が新曲のセンターを務めることが発表された。

なお新曲の制作を担うのは、乃木坂46『おひとりさま天国』といった数多くの作曲を手掛けている、Akira Sunset氏が担当することが告げられると、メンバーは驚きの声を上げた。ちなみにポイントがビリには、恐怖の罰ゲームが課せられることも、併せて発表された。

さらに『テラテラ 第1回センター争奪！ ガチンコ炎の3番勝負』の公式レフェリーを、数多くのアイドルと共演してきたレジェンドタレントである、イジリー岡田が担当することも明らかに。するとイジリー岡田が舞台に登場。テラテラメンバーは、さらなる驚きの声を上げた。

公式レフェリーを務めるイジリー岡田は、「皆さん、こんにちは。はじめまして！ 舞台袖にピンクのくしを見つけたので、それで前髪を整えました」とメンバーに告げると、藤田が「梨々花のだ！」と弱弱しい声で反応して、一笑いも。さらにイジリー岡田から、この会場で、第1回の対決バトル『センターは自ら掴み取れ！ 叩いて被ってジャンケンニャン』の開催が高々に宣言されて、急きょバラエティー企画が進行されていく。

スタッフが勝手に組んだトーナメント表では、既存メンバーと新メンバーの対決が組まれており、第一試合が池本しおり vs 黒田かほの構図となった。

スクリーンにブレイキングダウンさながらの対戦表が映し出され、各メンバーの生年月日や特技が映し出される。黒田のプロフィールを見たイジリー岡田は、「寝る前に、怖い話・都市伝説を聞いてから就寝する。お尻のトレーニングをする」という情報に対していじっていくが、対決では池本しおりが勝利して、ポイントを獲得していた。なお敗者には、罰ゲームが設定されており、猫耳をつけながら“萌にゃん台詞を言ってもらう”という、観客大喜びの罰が用意されていた！ 敗者の黒田は、猫耳をつけながら、「今日帰るとことないにゃん。おうちに連れてって帰ってくれないにゃん？」と、カワイイ野良猫になりきった。

第二試合は、藤田梨々花 vs ねぎためな。藤田梨々花の特技が、‟セミのモノマネ“という情報を見たイジリー岡田は、実は大のセミ好き。「なんのセミなの？」と食い気味で反応すると、マイク2本を用いてクマゼミのものまねを披露する。ものまねに対してイジリー岡田は、クオリティーを絶賛。絶対音感を持つねぎためなは、ピアノを10年以上習っており、ショパンの『幻想交響曲』が好き。またそろばん1級、暗算2級といった情報をひもといた。この対決は、ピコピコハンマーをフルスイングした藤田梨々花の勝利。猫耳姿のねぎためなは、「めにゃにゃんのこと大好き？」と釣り師コメントを披露すると、客席から思わず「カワイイ～」という声が。

第三試合は、梅原麻緒 vs 田中玲衣奈。美容師の免許を持つという梅原麻緒に向けて、イジリー岡田が「手に職があって、将来安定だね」と評されていた。田中玲衣奈は、ヒップホップダンスが得意という部分をピックアップされていた。ここまで新メンバーが負け続けていたが、勝者は田中玲衣奈となった。猫耳姿の梅原麻緒は、嫌がる素振りを見せながらも、「みんなのことが大好きにゃん」と照れた姿で萌えにゃん台詞を披露して、観客を熱狂させた。

二回戦・第一試合は、池本しおり vs 藤田梨々花。二人は、プロレスラーばりに「やってやるよ！」とマイクパフォーマンスで煽りバチバチの状況に。じゃんけん3連勝した池本だったが、藤田はヘルメットで華麗に死守する好勝負に。4回目のじゃんけんで勝った藤田が、この対決を制した。猫耳を付けた池本しおりは、「みんなのことめっちゃすきやねん！」と、関西出身らしい方言の萌ニャン台詞で、かわいく体現した。

続いてシード枠の、吉田芽梨奈 vs 田中玲衣奈。吉田芽梨奈の誕生日が、イジリー岡田と1日違いという部分がいじられる。一発目のじゃんけんで勝者が決まってしまい、田中玲衣奈が勝利。登場してすぐ負けた吉田芽梨奈は、「よそ見したら、猫パンチしちゃうよ！」と披露しながら、何とか爪痕を残す。

決勝戦は、ハードパンチャーの藤田梨々花 vs 新メンバーの田中玲衣奈。藤田梨々花は、「現メンバーがなくなってしまったので、やってやります！」と、暴れん坊ぶりを見せつける。一発目のじゃんけんでは、藤田梨々花のスピード攻撃に対して、田中玲衣奈がヘルメットで死守して、‟ピコ”という音が鳴り響く。2回目のじゃんけんで勝った田中玲衣奈は、すばやい反射神経で藤田梨々花をたたき勝利を獲得。準優勝の藤田は、「みんなのこと、大好きにゃん」と動きを付けながら、萌えにゃん台詞を披露した。

なお優勝した田中は、「勝っちゃいました!!」と喜びのコメントを放ちながら、新曲のセンターポジションに近い場所に立った。ここで公式レフェリーを務めたイジリー岡田は、「次は楽屋のものをなめるからね」とメンバーに告げながら降壇すると、メンバーからは悲鳴も。

センター争奪バトルというプレッシャーが残る企画にもかかわらず、‟楽しかった“と振り返るメンバー。ここで梅原から「次がラストパートです」と発表すると、「えー」という声が。サビ前に手拍子で会場と一致団結するライブ定番曲『キラメキストーリー』『恋のレモネード』、ポップチューン『シグナル！』、『アイロニーガール』をパフォーマンスして、2024年のラストライブを締めくくった。

ここで本日新加入したメンバーが、改めてあいさつする。ねぎためなは「新体制お披露目ライブにお越しいただきありがとうございます！ 加入が発表されてからすぐのライブだったので、すごく緊張していましたが、温かい声援でとても頑張れました。これからも応援よろしくお願いします」。

黒田かほは「本日はありがとうございました！ テラテラの一員になったので、これから応援していただけるとうれしいです」。

田中玲衣奈は「緊張していたのですが、温かく迎え入れてくれてうれしい気持ちです。テラテラとして、大きくなれるように頑張ります！」と、おのおのフレッシにあいさつすると、観客からは温かい拍手が送られた。

最後に、藤田梨々花があいさつ。「まずは新体制お披露目ライブにお越しいただきありがとうございます。今日はいろいろお知らせがあり、中でもグループ名が変わったことが印象的で、心機一転という言葉がぴったりだと思います。グループの体制が3回ほど変わりましたが、私はどの時代も大好きで、大切だったからこそ寂しい気持ちが残っています。ただ2025年は、テラテラとしてグループ名を変えて良い景色が見たいし、勝負の年にしたいと思っています。皆さんついてきてほしいです！」とコメントを残して、ライブを締めた。

【日時】2024年12月31日 12:30
【提供】BUBKA WEB

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