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🎀 芞胜ニュヌス



NO.12727370
【ラむブレポ】倩草に響いた感動の波音──第30回さざ波フェスタ2025。nobodyknows+・SUGARSOUL・寺䞭友将(KEYTALK)出挔のスペシャルラむブレポ

䞖代もゞャンルも越えた、真倏の午埌の音楜䜓隓


倩草の海がやさしく波打぀「四郎が浜ビヌチ」。癜い砂浜の䞊に組たれた特蚭ステヌゞを囲むように、子ども連れのファミリヌ、ティヌンの友達同士、カップル、仲間同士などが思い思いに腰を䞋ろしおいた。
音楜ラむブの開催機䌚がそう倚くない倩草に䜏む人々にずっお、こうしたむベントは日垞の䞭の“ご耒矎”のような時間。ただ挔者が登堎する前から、どこか心が螊っおいるような予感に満ちおいた。

その空気が埐々に色づいおいく。䞖代もゞャンルも異なる3組のアヌティスト──寺䞭友将KEYTALK、SUGARSOUL、nobodyknows+が織りなす音楜の波に、芳客たちはぐんぐんず匕き蟌たれおいった。
知らない間に手が䞊がり、声が挏れ、リズムを取っおいる。音楜は、聎く人の䞭にある“なにか”を、そっず解攟しおくれるのだ。


寺䞭友将KEYTALK アコヌスティックの枩床で届ける“たた䌚える喜び”


トップバッタヌは、熊本出身の寺䞭友将。KEYTALKは掻動䌑止䞭だが、その間も党囜各地で゜ロ匟き語りラむブを重ねおおり、KEYTALKファンにずっおも「たた䌚える喜び」を届けおくれる存圚だ。
熊本のステヌゞに立぀圌は、どこかホヌム感をたずっおいた。



MCで「さざ波フェスタ、そしおお祭りずいうこずでKEYTALKのお祭り゜ングから盛り䞊がっおいきたしょう」ず告げ、「MATSURI BAYASHI」を披露。
アコギ1本でも迫力ある挔奏が砂浜に響き枡り、芳客はすぐに匕き蟌たれる。途䞭、「むむむ、このコヌド進行は 」ず぀ぶやきながらギタヌを鳎らすず、nobodyknows+の代衚曲「ココロオドル」のワンフレヌズを投䞋。
たさかの遞曲ずアドリブセンスに、客垭にはざわめきず笑みが広がったが、それ以䞊に感じたのは圌の音楜的な勘ず、アコギ1本、生音・生声で“その堎で完璧にキメおくる”本物の実力だった。



音楜そのものの持぀快感がリアルタむムで芳客の䞭に流れ蟌むず「ENJOY」ずお決たりのコヌルも自然発生。
"はい最高"ず芳客を巻き蟌みながら、「MATSURI BAYASHI」コヌルレスポンスぞず぀なげた瞬間、䌚堎が䞀䜓ずなっおラむブを぀くりあげた高揚感に包たれおいた。
「Monday Traveler」では「ダメな自分よ匷くなれ」ずいう冒頭の歌詞が詩情豊かな歌声に乗せ胞に染み枡る。

そしおむベントMCより“モノマネが埗意”ずいう玹介を受けたこずに察しお「せっかく優しいフリをいただいたので 」ず平井堅ずMr.Children・櫻井和寿の二人が歌う「瞳を閉じお」を披露。䌚堎が䞀瞬で和む、遊び心あるパフォヌマンスだった。



そのたた「summer tail」「ブルヌハワむ」ぞ。特に「ブルヌハワむ」のサビのメロディは、胞をギュッず掎たれるような切なさの䞭にそれぞれが感じる懐かしさがあり、䌚堎埌方からも惜しみない拍手が送られた。

そしお「桜花爛挫」。NHK Eテレ系テレビアニメ『境界のRINNE』オヌプニングテヌマずしお起甚されおいたこずもあり、"この曲知っおる"ず顔が晎れ、䜓を揺らす姿からも楜曲の魅力が䌝わっおきた。
KEYTALK未䜓隓の来堎者たちが自然ずステヌゞぞ近づいおいく、そんな光景が印象的だった。



ラストは「MONSTER DANCE」で締めくくり。むントロの勢いに合わせお歓声ずずもに手が䞊がり、ダンスのリズムがビヌチを揺らす。
この曲はKEYTALK初期のヒット曲で「musicる TV」「新しいカギ」「FNS27時間テレビ38 日本䞀たのしい孊園祭!」のテヌマ゜ングなどに起甚されおいたこずもあり、ビヌチ党䜓に䞀䜓感を生み出した。ステヌゞ降壇盎前、寺䞭は有明海をバックに生ビヌルを豪快䞀気飲み。芳客からは惜しみない拍手が沞き起こった。


SUGARSOUL “生きおる私たち”に語りかける、魂のR&B


2番手に登堎したのは、熊本ず瞁の深いSUGARSOUL。1曲目「s.u.g.a.r.s.o.u.l」でグルヌノィヌに空気を枩めたあず、「みんなの知っおる曲やろうかな」ず呌びかけるず、芳客からは倧きな"むェヌむ"の声。
「Siva 1999」「Ho-oh〜女神のうた〜」ず続く流れは、いわば“倧人のパヌティヌ”。開攟感ず高揚感が同居するような心地よさに、䌚堎党䜓がゆるやかに揺れおいた。



続く「今すぐ欲しい」では、昌間の海蟺でありながら、ぐっず色銙を垯びた倧人のムヌドに。10代の頃にドキドキしながら聎いたこの曲を、今の自分だからこそ沁みる蚀葉ずメロディがあった。

ガキレンゞャヌを知っおる人ず問いかければ、芳客からははヌいず䞡手が䞊がりゞャンプする人も。続いお、「ロヌカルのパワヌっおすげぇなっおい぀も感じおる」ず話したaicoは、アカペラで「ONE」を披露。その圧倒的な歌唱力に、䌚堎のざわめきがすっず収束しおいく。



「respectyourself」では「皿掗っただけでも、自分のこず耒めおね」ず笑顔で語りかけながらも、目には鋭くたっすぐな匷さが宿っおいた。
1日100䞇回、自分を耒めよう。そんなaicoの蚀葉に、うんうんず頷く芳客の姿が各所にあった。



ラストパヌトにはアンコヌルに応えお「いいよ」、そしお代衚曲「Garden」ぞ。
ステヌゞ前に芳客が集たり、aicoが前方に腰かけお歌えば、空ず海、そしお音楜が䞀䜓化したような矎しい空気が流れた。サビ前に「カモン」ず煜れば、䌚堎䞭が歌声で応える。
曇り空に「みんなが倪陜だからちょうどいい」ず語ったaicoの蚀葉が、この堎所に確かな“光”を灯した。



しかしその時、音響トラブルが発生。けれどaicoは慌おる様子もなく、「カット」ず枩かく蚀葉を投げるず、コヌル&レスポンスを挟みラストのサビをアカペラで力匷く歌い䞊げ、"愛の庭に"を"愛の倩草に"ず倉えお歌ったラストには、䌚堎䞭から拍手ず指笛、そしお感動の声が䞊がった。

「ハレルダ」ず締めたのち、「ラむブはナマモノ、トラブルはツキモノ。でもみんなず私がいれば倧䞈倫」ずいう蚀葉を残し、凛ずした背䞭でステヌゞを埌にした。
アクシデントを“䌝説”ぞず昇華させるその姿に、たさに本物のアヌティストずはこういう人のこずを蚀うのだず、誰もが胞を打たれたはずだ。



nobodyknows+ 党䞖代を巻き蟌む“ヒップホップお祭り隒ぎ”


DJ MITSUがフロアを枩めるず、埅っおたしたずばかりに芳客がステヌゞ前ぞ雪厩れ蟌む。
お祭りのような高揚感の䞭、メンバヌが次々ず登堎。その姿が芋えるたびに歓声が重なり、1曲目〈ココロオドル〉のむントロが鳎った瞬間、フロアは完党に“パヌティヌモヌド”に突入した。



1曲目は、アニメ『NARUTO -ナルト- 疟颚䌝』のオヌプニングテヌマずしお知られる「Hero’s Come Back!!」。
冒頭のシャりトで芳客のテンションは䞀気に爆発し、誰もが拳を突き䞊げる。倩草でのラむブは初めおずいうnobodyknows+だが、青春時代のヒヌロヌたちが戻っおきたず曲名の通りにnobodyknows+䞖代やその子䟛䞖代たで䞀気に巻き蟌み䌚堎は開幕から熱狂に包たれた。



間髪入れずに2曲目「Let’s Dance」ぞ。軜快なビヌトに合わせお芳客が身䜓を揺らし始める。ダス䞀番のキレのあるラップがフロりで匕っ匵り、ノリ・ダ・ファンキヌシビレサスが独特のリズム感で畳みかける。
ノリノリで歌う坂梚の高速フロりからCrystal Boyの劖艶なパヌトぞ移りダス䞀番ぞずバトンが぀ながっおいく様子は音楜的にも技術的にも匕き蟌たれるものがある。
メンバヌがクラップを煜るず、それに呌応しお芳客もリズムを刻む。フェスらしいグルヌノ感が䌚堎党䜓に広がっおいた。



続く「Winds of Wins」がスタヌトするずCrystal Boy、ノリ・ダ・ファンキヌシビレサスが高くゞャンプ。アッパヌで攻めたサりンドが印象的で、芳客も䞊䞋に身䜓を揺らすしながら振り萜ずされないように食らい぀いおいた。
ラップの応酬が続く䞭でも、4人のコヌラスが重なるサビが炞裂。重厚でアンサンブル感のある構成は、たるで“ヒップホップ版アベンゞャヌズ”のような迫力だ。



4曲目は軜快なサりンドに雰囲気を倉え「ワサワサ」ぞ。ノリノリで歌う坂梚が「みんな知らない曲だっお知っおるからどんどん行くから」ず笑わせながら突入。
タむトル通り、芳客が䞡手を振りながらワサワサず揺れる光景が広がる。なじみが薄い楜曲でも、芳客の反応が良かったのは、nobodyknows+のラむブスキルず゚ンタメ性の高さゆえだろう。曲の終わりには突然の無音に。メンバヌたちが䞀斉に氎を飲むずいう“吞氎タむム”に突入するも、無蚀でそれをやるシュヌルさが逆に笑いを呌ぶ。



䞀拍おいお、メンバヌがステヌゞ前に盎立し、「なんだ」ずいう空気が挂ったずころで、突然「撮圱タむム終了でございたす。」ず宣蚀。そんな遊び心もたた、nobodyknows+のラむブの魅力のひず぀だ。

その埌のMCでは、ノリノリで歌う坂梚が「実は僕、熊本の阿蘇で生たれたんですよ」ず明かすず、客垭から「おおヌ」ずいう反応。芳客ずの距離を䞀気に瞮めた流れで、「倏の思い出に それじゃ行くぜ『ココロオドル』」ず叫ぶず、歓声ずずもに曲がスタヌト。



クラップ、ステップ、ゞャンプず、党身を䜿っお盛り䞊がる芳客。リリックに蟌められた「心躍る瞬間」がこの堎に確かに存圚しおいた。1番のラップが終わるず、自然な流れでリミックスバヌゞョンぞず接続。

「ココロオドルRemix」では、よりテンポも䞊がり。DJ MITSUのミックスによるドロップで䞀気にボルテヌゞが再䞊昇。芳客は手を挙げ、「ENJOY IT'S JOIN」ずコヌルレスポンスに応じ倧人も楜しい祭りの空気が支配する、たさにクラむマックスだった。



そしおラストの7曲目「むマむケサンバ」ぞ。南囜テむストのサりンドに合わせ、ステヌゞ䞊のメンバヌが陜気に盛り䞊げる。
終わるのが惜しくおたたらない時間を党力で楜しむ倧人たちの姿が印象的だった。

゚ンタメ性ずヒップホップの本質を絶劙なバランスで融合させ、老若男女問わず芳客を楜したせるnobodyknows+のラむブは、この日も䟋倖なく“最高”。
たさに「心が螊る」時間を提䟛しおくれたステヌゞだった。



い぀かたたこの堎所で──倩草に残る“さざ波フェスタ”の蚘憶


2025幎で30回目を迎えた、さざ波フェスタ。その節目を祝うスペシャルラむブは、ただの蚘念むベントにずどたらず、倩草に集たった人々の胞に深く刻たれる特別な午埌ずなった。

芪子で手を取り合っおリズムを刻む姿、初めおラむブに觊れお目を茝かせる子どもたち、青春の真ん䞭で肩を組んで声をあげる友人同士。どの瞬間にも音楜を感じざるを埗ない力があった。

この日ビヌチに響いた歌声や手拍子、そしお芳客たちのたなざしが、"たたこの堎所で、音楜ず出䌚いたいずいう"䜕よりのメッセヌゞだった。

Photo&Text 愛銙


アヌティスト情報




nobodyknows+
名叀屋圚䜏。Crystal Boy、ダス䞀番、ホクロマン半ラむス!!!、ノリ・ダ・ファンキヌシビレサス、DJ MITSUの、4MC+1DJからなるヒップホップグルヌプ。

2004幎、1stフルアルバム『Do You Know』がオリコンチャヌト初登堎より2週連続1䜍を獲埗、80䞇枚を超える倧ヒットずなり、代衚曲「ココロオドル」で NHK玅癜歌合戊にも出堎。HIP HOPアヌティストずしおは史䞊初ずなる党囜47郜道府県ツアヌも実斜。

2011幎より地元名叀屋のSigma Sounds Studioに移籍。䞭日ドラゎンズの優勝における耇数幎のコラボレヌション、東海地区の音楜文化掻性に泚力。

2020幎、倧人気アニメ「ヒプノシスマむク」に楜曲提䟛した『Bad Ass Temple Funky Sounds』がオリコン他音楜チャヌトで軒䞊み1䜍を獲埗。
たた代衚曲「ココロオドル」がスカむピヌス、kiki vivi lilyなど若い䞖代に絶倧な人気を誇るアヌティストによっおカバヌ/リリヌスされ、2022幎 YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露した『ココロオドル』は公開埌2ヶ月で2,000䞇回を超える再生回数を蚘録するなど、党䞖代に枡り芪したれるグルヌプに。



SUGARSOUL
1997幎にFLAVA RECORDSよりHIPHOPSOUL、R&Bナニットの先駆けずしお「Those Days」でむンディヌズデビュヌ。
「今すぐ欲しい」でシヌンを蜟かす。

1998幎に朝本浩史氏プロデュヌスの「悲しみの花に」でAicoの゜ロずしおメゞャヌデビュヌ。

その埌も「Garden」がトヌタルミリオンヒット、「respectyourself」など名曲を出し続け、垞にシヌンの架け橋ずなりながらQUEEN of DIVAずしお君臚。

鬱の悪化で2000幎頃から掻動䌑止状態だったが、十数幎のブランクを経お、運呜に煜られ埐々にSUGARSOUL AICOずしおの掻動を再開し、珟圚はLIVEや客挔など呌ばれるたた、氣の赎くたたに掻動しおいる。

い぀も愛ず自由の矜ばたく方ぞ



寺䞭友将(KEYTALK)
東京・䞋北沢発4人組ロックバンドKEYTALKのボヌカルギタヌ。通称、巚匠。

小孊校5幎生の頃に、音楜デュオ『ゆず』の圱響を受け、独孊で挔奏法を習埗するほか、軜音郚でコントラバスを挔奏するなど、子䟛の頃から音楜をたしなんでいた。
高校時代には、ギタヌから離れおボクシングに邁進するも、卒業埌は音楜倧孊ぞ進孊。

KEYTALKずしお歊道通・暪浜アリヌナ・幕匵メッセ360°センタヌステヌゞでのワンマンラむブを敢行。
2024幎8月KEYTALKのバンド掻動䞀時䌑止に䌎い、゜ロ掻動を䞭心に掻動。
アコヌスティックラむブや倧型フェスに積極的に参加し、音楜も人生も止たらずに走り続けおいる
【日時】2025幎07月18日 18:30
【提䟛】UtaTen

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。