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軍需産業でも韓流?韓国が世界4位の武器輸出国目指す―中国メディア

2022年8月19日、中国メデイアの環球時報は、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が世界4位の武器輸出国を目指すことを明らかにしたと報じた。

記事は、尹大統領が17日、就任100日を迎えた演説の中で「わが国は米国、ロシア、フランスに次ぐ世界4位の武器輸出国となる見込みがある」と語ったことを紹介。スウェーデンのストックホルム国際平和研究所のデータによると、2021年における韓国の武器輸出額は5億6600万ドル(約770億円)の10位で、4位イタリアの17億ドル(約2300億円)から大きく引き離されていると伝えた。

一方で、韓国は近ごろ大型の武器供与契約を立て続けに締結しており、中でも特に注目されているのがポーランド向けにK-2戦車1000両、K-9自動榴弾砲648門、FA-50軽戦闘機48機を提供するという「韓国史上最大の武器取引」だとしたほか、今年2月にもエジプトにK-9自動榴弾砲および付帯の支援車両を提供する総額17億ドルの合意文書に署名したことを紹介している。

そして、K-9が韓国にとって重要な輸出用武器の1つとなっており、すでにエストニア、ノルウェー、フィンランド、トルコ、オーストラリア、インドなどに輸出されており、FA-50も同機をベースとした訓練機のT-50とともにインドネシア、フィリピン、タイなどに輸出されているとした。さらに、先日初飛行に成功したKF-21戦闘機についても、韓国国内の専門家からは「次の主力輸出武器になる」との見方が出ていると伝えた。

記事はまた、韓国の武器が世界市場で歓迎されている理由について、米メディアが「韓国産武器は世界最先端ではないものの、外国の成熟した技術を存分に借り受けていることで一流の性能を持つ。そして廉価であることが、多くの国にとって魅力的だ」と解説したことを紹介したほか、韓国が輸出する武器はローエンドからミドルレンジの製品であり、ハイエンド製品を輸出する米国の利益と衝突しない上、ロシアなどのライバルによる第三世界に対する武器売却の機会を減らすことにつながるため、さらには韓国の武器が米国の技術、部品に大きく依存しており、間接的に米国の軍需企業も潤うことから、米国も韓国による積極的な武器販売を歓迎しているとの分析を伝えている。(翻訳・編集/川尻)


【日時】2022年08月20日 11:00
【提供】レコードチャイナ

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