爆サイ.com 山陰版

🌎 国際ニュース



NO.11727359
中国の5G網は世界最大規模、グリーンアンテナ技術が12%の節電に貢献

広州のある通信機器企業では、技術者が新開発の5Gアンテナの生産工程の最適化について話し合っていた。5G時代に入り、同社はアンテナの新製品を毎年20~30種類打ち出している。

研究開発(R&D)担当者によると、5G基地局が必要とする電力は従来と比べて多少増加したが、同社のグリーンアンテナ技術により、同じカバレッジで基地局の実際の消費電力量を12%以上削減することができる。

しかし、新製品の完成当初は、新たな設計によるさまざまな問題が露呈する。本格的な量産前に問題を特定し解決するためには、小規模な試験的生産時に新製品の性能をテストする必要がある。

パイロットテストのニーズ急増に応えるため、5Gネットワークの本格的商用化の2年前となる2017年、中国信息通信研究院は北京の亦荘に、アンテナテストを最速約5分で完了できる実験所を建設した。中国には同規模の実験所が10カ所ほどあるという。

アンテナのパイロットテストは、5Gネットワーク・イノベーションのシステムエンジニアリングの一部に過ぎない。すでに中国は世界最大規模かつ技術的にリードする5Gネットワークを完成させており、5G基地局の総数は338万に達している。

専門家によると、近年、中国の製造業はパイロットテストを推し進め続けてきたが、全体的に見るとパイロットテストへの注力はまだ十分ではない。現在、一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)のうち、研究・テストを実施している企業は37.3%に過ぎない。

この問題に対して、今年、工業情報化部と国家発展改革委員会は新たに通達した「製造業におけるパイロットテストの革新的な発展の実施意見」で、現代的なパイロットテスト能力を構築し、パイロットテストサービス・プラットフォームシステムを整備し、パイロットテストのハードウェア・ソフトウェア産業の発展を加速し、パイロットテストの発展環境を最適化して、新型の工業化の実現加速を力強く支える方針を打ち出した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)


【日時】2024年03月14日 13:30
【提供】レコードチャイナ

本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。