マカオでは、旧暦5月5日(2025年は5月31日)の端午節がパブリックホリデーとなっている。今年の端午節は土曜日で、週末に加えてマカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月31日から6月2日までが三連休となることから、インバウンド旅客の増が期待されている。
マカオ治安警察局が6月1日未明に公表した速報値によれば、端午節(5月31日)の単日インバウンド旅客数は前年の端午節初日から25.7%増の15万1926人(延べ、以下同)に上ったとのこと。
入境ルート施設別では、マカオ半島北部に位置する広東省珠海市との主要な陸路の玄関口・關閘(ボーダーゲート)経由が全体の42.6%を占め最多に。港珠澳大橋マカオ側経由の20.8%、横琴経由の16.9%が続いた。
端午節には、マカオの季節の風物詩として知られる大型スポーツイベント「2025年SJMマカオ国際ドラゴンボートレース」が開催され(最終日)、会場は多くの観客で賑わった。
端午節に開催された「2025年SJMマカオ国際ドラゴンボートレース」会場の様子=2025年5月31日(写真:マカオ政府体育局)