マカオ政府統計・センサス局が6月20日に公表した資料によれば、今年(2025年)5月の総合消費者物価指数は前年同月比0.19%上昇だったとのこと。
前年同月の価格指数との比較では、市民の暮らしに直結する食品・ノンアルコール飲料が0.21%上昇。外食・フードデリバリー費の上昇が主要因。また、住宅家賃の値上がりを受け、住宅・燃料についても0.13%上昇。このほか、レジャー・スポーツ・文化(+4.14%)の上昇幅が顕著だった。一方、情報・通信(-3.09%)、衣類・履物(-2.47%)は下落に。
今年5月の総合消費者物価指数は前月比で0.05%下落。食品・ノンアルコール飲料が0.03%下落で、フルーツ、鮮魚、海産物、食用油、野菜価格の下落によるもの。イースターホリデー後に航空券価格とホテル宿泊費が下がり、パッケージツアー価格も値下がりしたことを受け、運輸(-0.56%)とレジャー・スポーツ・文化(-0.42%)についても下落。衣類・履物(+0.71%)と家庭設備・サービス(+0.28%)は上昇。
今年5月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.38%上昇。顕著な上昇だったのは、その他商品・サービス(+2.41%)、教育(+1.9%)、医療(+1.44%)で、運輸(-2.87%)は下落。
今年1〜5月の総合消費者物価平均指数は前年同時期比0.17%上昇。食品・ノンアルコール飲料に限ると0.55%上昇。
マカオの町並み(資料)=2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影