イタリアのローマで、ガソリンスタンドが大爆発を起こし、数多くの人々が負傷した。
2度も大きな爆発が起きる
この事故が起きたのは7月4日、場所はローマ市内のゴルディアーニ通り（Via dei Gordiani）にある、ガソリンスタンドとされている。
このガソリンスタンでは液化石油ガス（LPG）を販売していたが、その日の午前7時、ガス漏れの疑いがあるとの通報を受け、消防隊が現場に急行したという。
そして午前8時15分頃、タンクローリーが給油中にガス管に衝突し、ガスに火花が引火。最初の爆発と火災が発生した。
さらに給油トラックと近くの酸素ボンベを保管していた倉庫にも引火したらしく、2度目の大きな爆発が起きたそうだ。その瞬間がこちら。
少なくとも50人が負傷、2人が重傷
爆発音は非常に大きく、街中に響き渡り、近隣の建物にも甚大な被害をもたらしたという。
この事故により、民間人24人、警察官11人、消防士6人など、少なくとも50人が負傷。そのうち2人が重傷とされている。
重傷の2人は、それぞれ体の55%と25%に火傷を負ったそうだ。また負傷者の中には、割れた窓ガラスで切り傷を負った人もいれば、爆風で後ろに投げ出された人もいたという。
この事故現場の近くには、サマーキャンプに参加していた子供たちのいるスポーツ施設や学校、地下鉄駅があり、それぞれの場所から避難が行われたそうだ。
警察は、負傷者や近隣の建物に閉じ込められた人がいないか、周辺地域全体を捜索し、また検察は、過失放火と深刻な傷害の疑いで捜査を開始したという。（了）
