2025年7月10日、タイ東部チョンブリ県パタヤ市内の宿泊施設にて、男性ホスト2人が暴行を受け重傷を負う事件が発生しました。事件は、防犯カメラ映像とSNS上の投稿をきっかけに注目され、パタヤ警察が迅速に捜査を進め、加害者グループを特定・逮捕しました。
事件の発端は、10人以上の若者グループがライバルグループの寮に押し入り、部屋番号101にいたホスト店「ダイヤモンド」の従業員2名を集団で暴行したことによります。被害者は頭蓋骨骨折や鼻の骨折など重傷を負い、血まみれで発見されました。
SNSでは「ホスト同士の抗争」「有名クラブ関係者が部下を引き連れて襲撃」といった文言と共に、防犯カメラ映像が拡散。映像には、複数の男が被害者を執拗に殴打する様子が映っていました。
パタヤ警察はすぐに現場周辺の監視映像を確認し、聞き込みを実施。加害者グループが「B86」という飲食店関係者7名であることを突き止め、全員の身柄を確保しました。
調べによると、事件当夜、被害者側が酒に酔っていたこともあり、軽い接触がきっかけで口論となり、加害者グループがそのまま宿泊先まで追いかけて暴行に及んだということです。
警察は関係者に対し、「共同での傷害罪」による起訴手続きを開始。法的権利を告げた上で、パタヤ警察署に送致しています。
パタヤ警察は「観光都市としてのイメージを損なう暴力事件は決して看過しない」と強調。事件発生を受け、改めて市民や観光客に対し、トラブルや危険を感じた際は191またはパタヤ警察署への通報を呼びかけています。
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