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岩手県北上市は11日、同市和賀町山口付近にいたクマ1頭を駆除したと発表した。市は4日に同地区の住宅に侵入し、居住する高齢女性を死亡させたクマと同じ個体の可能性が大きいとみて、DNA鑑定などで確定を急ぐ。
市によると、11日午前5時半ごろから同地区でクマの目撃情報が複数あった。午前6時10分、民家の小屋から出たクマが和賀川に向かっているところを、付近を巡回中だった市鳥獣被害対策実施隊員が、警察と市職員の立ち会いのもとで猟銃で駆除した。今後、警察によるDNA鑑定や専門家による胃袋の内容物の調査などを行う。
八重樫浩文市長は「確定はできないが、出没した場所や行動から、女性を襲った熊と同一個体の可能性はかなり高い。若干安心したが、引き続きクマへの注意を怠らないでほしい」と述べた。
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