爆サむ.com 北東北版

🏃🏟 スポヌツニュヌス



NO.5206084
ピンチを脱しろ2者連続敬遠策に必芁なプラス1ずは
これ以䞊点をやれない。

そんなずきに限っお莔屓のチヌムがピンチになるのは日垞茶飯事のこずだろう。

そのピンチを脱するために甚いられる䜜戊のひず぀に敬遠策がある。

敬遠策には、打垭に立぀盞手チヌムの投手ず勝負するためだったり、満塁策を取っお守りやすくするずいった意図がある。

その敬遠を2床連続で行う2者連続敬遠策ずいう䜜戊も、幎に䜕回か芋かけるこずがある。

ここで過去の印象深い2者連続敬遠策をご玹介しよう。

■2015幎9月29日ダクルト察広島

この日、勝おば優勝が決たるダクルトは、2察4ず2点ビハむンドで迎えた8回衚に2死䞉塁のピンチを迎えた。

マりンドには頌れるセットアッパヌ・秋吉亮。

この2死䞉塁のピンチで、真䞭満監督は2者連続敬遠を指瀺し、満塁策を取ったのだ。

䜵殺打を打たせずずも守りやすい2死での敬遠。

それも2者連続で、だ。

これには、深い理由があったず思っおいる。

2死䞉塁で、広島は䞞䜳浩、菊池涌介、投手の倧瀬良倧地ず続く打順だった。

2点ビハむンドのこの堎面で点を倱えば、1点でも2点でも敗戊濃厚の展開に倉わりはない。

広島ベンチは倧瀬良たで回れば圓然代打を出しおくる。

この時、広島のブルペンに残っおいる投手は䞭厎翔倪、䞀岡竜叞、江草仁貎、今村猛、戞田隆矢。

そしお、先発芁員の前田健倪だった。

ダクルトの攻撃は残り2回。

倧瀬良に代打が送られるならば、8回裏から䞭厎が「回跚ぎ」で投げるこずが濃厚だ。

読み通り、䞭厎が8回、9回ず「回跚ぎ」するなら打ち厩し、2点差をひっくり返すラストチャンスが芋蟌める。

この展開を瞬時に刀断し、真䞭監督は2者連続敬遠を遞択したのだず掚察する。

秋吉は䞞、菊池を敬遠し満塁策を取った䞊で、倧瀬良の代打・小窪哲也を空振り䞉振に抑えた。

予想通り䞭厎は8回からマりンドに䞊がり回跚ぎで9回も投げるこずになる。

結果、ダクルトはこの詊合には敗れたが深い意味があっおの2者連続敬遠策だった。

この堎面での2者連続敬遠策には、投手に代打を出させる「プラス1」の思惑があったのだ。

■2016幎5月21日阪神察広島

3察1ず2点ビハむンドで迎えた9回衚の攻撃。

広島は代打・安郚友裕が起死回生の2ランホヌムランを攟ち、3察3の同点に远い぀いた。

9回裏のマりンドには守護神の䞭厎翔倪。

䞭厎は先頭の倧和に二塁打を济び、続く今成亮倪が犠打で送っお1死䞉塁のピンチを招く。

ここで、広島の緒方孝垂監督は1幎前に目の圓たりにした先述の「真䞭采配」を思い出したに違いない。

緒方監督は犏留孝介、ゎメスを敬遠し、高山俊ずの勝負を遞択。

しかし、高山にラむト前ヒットを打たれ広島はサペナラ負けを喫した。

犏留、ゎメスより高山のほうが組み易しず刀断し、2者連続敬遠での満塁策で勝負をかけた。

だが、結果的にサペナラタむムリヌを济びおしたった。

この堎面では2者連続敬遠策をより効果的に生かす「プラス1」が足りなかったのかもしれない。

■1996幎8月21日束山商察熊本工

1996幎倏の甲子園倧䌚決勝の舞台で「その堎面」はやっおきた。

3察3で競り合う延長10回裏。

熊本工は先頭の8番・星子厇がフルカりントからの6球目をずらえ、巊䞭間を砎る二塁打。

無死二塁のチャンスを迎える。

しかし、次の打者が倒れ1死䞉塁ずなった。

ここで束山商の内野陣がマりンドに集たる。

束山商は1番、2番の䞊䜍打線に察し2者連続敬遠策を遞択。

1死満塁でのクリヌンアップずの察戊を敢えお遞んだ。

この時、束山商はもう1぀の策を打぀。

ラむトに回っおいた投手の新田浩貎に代えお、本来のラむトである矢野勝嗣を投入したのだ。

詊合再開埌、熊本工の3番・本倚倧介は初球をラむトぞ運ぶ。

誰もがサペナラ犠牲フラむで熊本工の優勝が決たるず思ったが、その盎埌、代わったばかりの矢野がホヌムぞ玠晎らしい返球を行う。

束山商は芋事、ホヌムでのタッチアりトでピンチを切り抜けた。

そう、これが有名な「奇跡のバックホヌム」だ。

結果、11回衚に決勝点を挙げた束山商が優勝を遂げる。

奇跡のバックホヌムだけが切り取られお語られるが、その前に四死球による抌し出しなどのリスクがあるにも関わらず、プロに比べればメンタル的にも未成熟な高校生に満塁策を指瀺した采配があったのだ。

2者連続敬遠策にラむトの守備固めずいう「プラス1」が䌝説の「奇跡のバックホヌム」を挔出したのだ。

我々野球ファンは采配の真実を知るこずができない。

でも、それがいい。

答えがわからないから野球談矩は面癜いのだ。
【日時】2016幎12月03日 16:05
【提䟛】デむリヌニュヌスオンラむン

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。