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マイラー系皐月賞馬誕生の年は中山経由がダービーで穴を出す

■スピード決着の皐月賞を経て
近年最低レベルの3歳牡馬という声を払拭するかのように、レースレコードで決着した今年の皐月賞。

しかしこのタイムはガチガチに固めた芝コースのおかげで出たもの。

皐月賞をはさんだ前後2レースで
10R春雷S 1分07秒5
12R春興S 1分32秒5
という猛烈時計が計時されたことでも合点がいく。

「なんてこった。G1当日の馬場がとんと読めない」と、とまどう各陣営を置いてきぼりにし、JRAのスピード偏重主義は今年も続くのである。

■やはり顔ぶれはガラッと変わる
さて3歳馬の頂点を決める大一番ダービーは、中山でなく新緑の東京で行われる。

今年のような「マイラー寄り」皐月賞馬が生まれた年には、ダービーで過去どんなことが起きているのか、振り返ってみよう。

▼14年 皐月賞馬イスラボニータ
14年ダービー
1着ワンアンドオンリー
2着イスラボニータ
3着マイネルフロスト

▼13年 皐月賞馬ロゴタイプ
13年ダービー
1着キズナ
2着エピファネイア
3着アポロソニック

▼08年 皐月賞馬キャプテントゥーレ
08年ダービー
1着ディープスカイ
2着スマイルジャック
3着ブラックシェル

▼04年 皐月賞馬ダイワメジャー
04年ダービー
1着キングカメハメハ
2着ハーツクライ
3着ハイアーゲーム

ダービーでもがんばったのはイスラのみ。

見事に主役は逆転している。

■東京でありながら中山経験がモノをいう
ダービー好走馬に共通する点としてまず挙げたいのは
▼中山好走経験がある
ことだ。

中山=皐月賞だから、ある程度はクラシックを目標としていた馬を上にとるべきで、そこが皐月賞とは根本的に狙いが変わる。

とくに弥生賞の入着組が強く、これはその年のレースレベルに関係がない。

またもし皐月賞に出走していたならば、ぜひ「ひと桁着順」に収まっていてほしい。

皐月賞14着→京都新聞杯勝ちで巻き返したハーツクライの例はあるが、これには腰が極端に甘かったハーツ独自の言い訳があり、ガチンコで負けた馬の復活はそうないと見る。

■毎日杯組大優勢をどう見るか
今年の皐月賞馬を出しただけでなく、実は過去のマイラー決着皐月賞の年は、毎日杯組のダービーでの成績が異様に良い。

いくら距離不安があると言っても、アルアインをそうバカにできないのはここに理由がある。

アルアイン以外では2着馬サトノアーサーだろうが、レース内容に天地の差があり、アルアイン逆転まではないと見る。

結論としては、毎日杯組はアルアイン次第、ということになる。

■穴馬も王道から飛び出るぞ
以上の考察から今年ダービーの穴候補として面白いのが
▼ダンビュライト(父ルーラーシップ・音無厩舎)
である。

弥生賞→皐月賞と歩み、現在3戦連続の3着中。

前傾ラップに負けないスタミナがあり、極端な脚質でないのもよい。

鞍上ユタカ込みで一発狙ってみたい。
【日時】2017年05月23日
【提供】YAZIUP

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