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信号無視で警察官に止められた80代の男性が車から強引に引きずり出されケガをしたとして、奈良県に損害賠償を求めた裁判が始まりました。
訴状によりますと、宮城県仙台市に住む81歳の男性は去年4月、奈良県大淀町で車を運転していた際、点滅している赤信号を無視したとして奈良県警吉野署の警察官に止められました。
男性は難聴で話を聞き取れずにいたところ、運転席側から警察官に耳をつかまれ、無理やり車の外に引きずり出されたということです。
男性は、右耳から出血するケガをしたなどとして奈良県に対し220万円の損害賠償を求めています。
11日に開かれた第一回口頭弁論で男性は「なぜこんな暴力を振るわれなければならないのか分かりませんでした」と述べたのに対し、県側は「警察官らに違法性はなく、耳...
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