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小笠原諸島が日本に復帰して50年を迎えるのを記念して、財務省は16日、記念硬貨を発行すると発表した。
エメラルドグリーンの海が美しい扇池をバックに、特別天然記念物の母島メグロとムニンヒメツバキが色鮮やかに描かれている。
東京から南へ1000キロの太平洋に浮かぶ小笠原諸島は、第二次世界大戦中、激戦が繰り広げられた硫黄島をはじめ、30余りの島々からなる。
敗戦で米国の施政権下に置かれたが、1968年の小笠原復帰協定で日本に返還された。
今年6月26日に迎える復帰50周年を記念して、政府は純銀製の記念硬貨を5万枚限定で発行する。
表面は、小笠原の豊かな自然がカラフルな色で表現され、裏面はザトウクジラと南ハンドウイルカ、アオウミガメのレリーフが刻まれている。
額面は1000円で、直径4センチ、重さ31.1グラムで、販売価格は9000円とお高いが、特殊な技術が使われているため、製造にかかる費用が額面を上回るプレミアムタイプの記念コインだという。
今年3月16日から申し込みを開始し、6月上旬をめどに手元に発送される見通しなので、コレクターは3月以降、造幣局に問い合わせて欲しい(ハローダイヤル:03-5548-8686)。
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