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秋田駒ヶ岳 火山活動の高まり 低周波地震と火山性微動が発生
秋田県と岩手県にまたがる秋田駒ケ岳では先月半ばからカルデラ付近が震源とみられる低周波地震が続いている。

気象庁は11日、上空からの観測結果を公表し、「地下の火山活動が高まっている可能性がある」と発表し、今後の動向に注意するよう呼びかけた。

田沢湖の北西にある秋田駒ヶ岳は、山頂にふたつのカルデラが並び、北部カルデラは標高1637メートルの男女岳(おなめだけ)、南部カルデラには女岳(めだけ・標高1512メートル)、その間に男岳(おだけ・標高1623メートル)が位置する。

気象庁によると、秋田駒ヶ岳では先月6日〜14日にかけて、マグマの動きと関連しているとみられる低周波地震が7回観測されたのに続き、今月3日未明には、2010年以来8年ぶりに火山性微動が発生。

直後に低周波地震も相次いだ。

いずれの揺れも振動は小さく、震源はカルデラ付近だと推定されている。

気象庁は今月10日、ヘリコプターで上空から観測を実施。

その結果、女岳の南東火口周辺や北東斜面などで噴気が高さ10メートルほど立ち上るようすを確認したが、地表の熱が高い領域が広がるような特異な変化は見られなかったという。

また男女岳山頂付近では、昨年7月以前と比較すると火山性地震が増加する傾向があるものの、低周波地震や火山性微動に伴う異常は確認されなかった。

気象庁は「表面上の変化は無いものの、地下で火山活動が高まっている可能性がある」として注意を呼びかけている。
【日時】2018年04月12日 11:51
【提供】ハザードラボ

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