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西之島「海上警報を解除」警戒範囲縮小 面積2.96平方キロに

2017年8月以降、噴火が止まっている小笠原諸島の西之島について、気象庁の火山噴火予知連絡会は20日、「火山活動が低下し、噴火の可能性は低くなっている」として、海上警報を解除すると発表した。

ただし火口付近では噴気や地表熱が高い領域も確認されていることから、火口から約500メートル範囲を警戒区域とする。

西之島は昨年4月20日、約1年半の休止期間を破って、噴火活動を再開。

以後、3カ月近く活動が続き、面積は東京ディズニーリゾートがすっぽりおさまる2.96平方キロメートルまで成長した。

昨年8月中旬以降は、海底に設置した地震計でも噴火は確認されておらず、気象衛星ひまわり8号による観測でも、地表の温度は周囲と変わらない状態に落ちついている。

地球観測衛星によるレーダー画像では、島のほぼ中央に位置する火砕丘の周辺が収縮しているという変化が観測され、火山ガスの放出量も減っているという。

このことから、火山活動が明らかに低下しており、噴火の可能性は低くなっているとみて、気象庁は20日、火口周辺警報を引き下げ、警戒範囲を1.5キロから500メートルに縮小し、海上警報を解除すると発表した。

しかし、火口から500メートル以内では、大きな噴石が飛散する危険性もあるうえ、これまでに流れ出た溶岩は表面的には冷え固まっていても、もろく崩れやすい可能性があるため、引き続き注意が必要だという。

西之島は2013年11月から2年以上続いた噴火活動が落ちついた2016年10月、国土地理院や海上保安庁が上陸して三角点を設置して空中写真を撮り、25年ぶりに地図を改定していた。
【日時】2018年06月21日 10:29
【提供】ハザードラボ

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