爆サイ.com 北東北版

🌎 国際ニュース



NO.12699436
秋田市長が台湾・台南訪問友情の証「秋田街」誕生へ教育・スポーツ交流も加速
日本・秋田市の沼谷純市長(左から4人目)、台南市の黄偉哲市長を表敬訪問。(写真/台南市政府提供)

日本・秋田市の沼谷純市長は7月2日、台湾・台南市を訪問し、台南市の黄偉哲(こう・いてつ)市長と会談を行った。会談には台南市の蘇恩恩・新聞及び国際関係処長、鄭新輝・教育局長、陳良乾・体育局長も同席し、両市の教育・スポーツ分野における今後の交流について活発な意見交換が行われた。

黄市長は、秋田市を含む日本の19都市と台南が友好関係を築いていることに触れ、「長年にわたる日台の絆は、コロナ禍や地震といった困難な時期にも互いに支え合うことで、より強固なものとなった」と強調。「教育やスポーツを通じて、次世代の若者が交流し理解を深めていくことを期待している」と語り、今後も沼谷市長の協力のもと、さらに緊密な都市間連携を目指すとした。

台南市が「秋田街」を新設 両市の友好関係を記念

会談では、黄市長が台南の特産品や修学旅行先としての魅力、日本ゆかりの史跡などを紹介し、「より多くの日本の若者に台南の文化を体験してほしい」と述べた。また、台南市が官田区に新設する道路に「秋田街」と命名したことを公文書とともに紹介し、「両市の友好の象徴として末永く残したい」と語った。

歴史ある街・台南を視察 「文化都市として深い感銘」

沼谷市長は「就任直後に黄市長からの温かい祝辞をいただき、大変感謝している」と述べ、今回の訪問に際しての台南市の厚意に謝意を表した。午前中には市内の複数の史跡を巡り、「文化都市としての台南の歴史の深さに感銘を受けた」と語った。

また、市内の高校を訪問したことにも触れ、「教育分野の交流を今後さらに拡大し、実際に人と人との往来が活発になることを期待している」と述べた。昨年、秋田市と台南市は正式に友好都市協定を締結し、長年にわたる交流が新たな段階に入ったと強調。今後は人的・文化的な交流をさらに加速させたいとした。

秋田市と台南市の交流の歩み

秋田市は日本東北地方に位置し、秋田県の県庁所在地として知られる。竿燈(かんとう)まつり、米、日本酒、秋田犬などで有名な都市である。2017年に台南応用科技大学と秋田公立美術大学が国際交流協定を締結して以降、両市の交流は活発化しており、昨年の友好都市協定締結を契機にさらなる発展が期待されている。

【日時】2025年07月03日 12:19
【提供】風傳媒

本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。