トンガでも海底火山が噴火、島の誕生か？

NO.5337294 2017/02/03 13:09:49

トンガでも海底火山が噴火、島の誕生か？

海底火山というと、日本では小笠原諸島の西之島が記憶に新しいが、南太平洋に浮かぶトンガ本島の沖合で最近、海底噴火が観測された。

米航空宇宙局（NASA）のランドサット衛星の観測画像から明らかになった。

海底噴火がとらえられたのは、トンガ本島から15キロほど離れた沖合。

先月27日に南太平洋上空の衛星画像を分析していた米オークランド大学の海洋地質学者が、群青色の海の色が一部だけ明るいエメラルドグリーンに変色しているのを発見。

変色部分の変化を比較分析した結果、噴火は1月23日に始まったことがわかった。

この海域は、日本やアリューシャン列島を経て、太平洋の周囲を取り巻く環太平洋火山帯の一部。

とりわけトンガ・ケルマディック諸島付近は、震源が深い地震活動と同時に、深海には活発な火山活動を伴う海山がたちならび、地熱で熱せられた高温の水が湧き出す熱水噴出孔が多数見られるエリアだ。

2014年12月から2015年1月にかけては、本島から30キロほど沖合のハンガ-トンガ島でも海底噴火があり、直径1キロほどの新島が形成されていることから、専門家の間では、今回の海底噴火でも新たな島が誕生する可能性があると指摘している。

【日時】2017年02月03日 12:27
【提供】ハザードラボ

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