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フィリピンの東の海上で発達中の台風3号は風速25メートル以上の暴風域を伴う「強い台風」となった。
気象衛星ひまわり8号の観測画像でも、中心で渦巻く「目」がはっきりわかる。
気象庁は、台風の勢力を表す目安として、風速をもとに台風の「強さ」と「大きさ」を表現している。
最大風速が33〜44メートルになると「強い台風」となり、44〜54メートルは「非常に強い」、それ以上になると「猛烈な台風」と区分する。
また風速15メートル以上の半径が500〜800キロ未満では「大型」、それ以上になると「超大型」と表現し、超大型になると本州がすっぽりおさまるほどだ。
30日午前9時現在、台風3号の中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルになり、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径70キロ範囲では、風速25メートルの暴風域が吹いている。
今後はフィリピンの東の海上から、東北東に向けてゆっくり移動し、週末には小笠原諸島の南のマリアナ諸島近海に到達する見通しで、気象庁が今後の動向を注視している。
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