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週替わり若手Vは喜べず…壁になる“女王”不在の深刻度
NO.7650001
2019/07/29 16:15:36
週替わり若手Vは喜べず…壁になる“女王”不在の深刻度
若手の週替わりVは喜べず…壁になる“ツアー女王”不在の深刻度
7/29(月) 12:05配信 日刊ゲンダイDIGITAL
女子ツアーは毎週のように黄金世代(1998年4月〜99年3月生まれ)が活躍して、今季21試合が終わって7勝(勝みなみ2勝、渋野日向子2勝、河本結、原英莉花、小祝さくら)と勢いがある。
そして、先週は黄金世代の1つ年下、稲見萌寧が10代最後の日に初優勝を挙げた。昨年のプロテストに合格したルーキーであり、プロ転向後、ツアー14試合目での勝利だった。
7アンダー単独首位発進の稲見は、前半にスコアを1つ落としてターン。11番バーディーでスタート時点に戻したが、1打差3位タイに後退。
その後、15番バーディーで首位タイに並ぶと、最終18番パー4は残り130ヤードをピンそば2メートルにぴたり。そのバーディーパットを決めて混戦を制した。
「絶対に勝ってやるという気持ちで突き進みました。この1勝に終わらず、残り全試合の優勝を目指していきます」(稲見)
この大会も優勝争いに多くの黄金世代が絡んだ。
7位タイには最終組でプレーした原(20)、前週優勝の小祝(21)と吉本ひかる(20)がいる。
そして一時単独首位に立ち、4位に終わった臼井麗香(20)もそうだ。
「強かった韓国勢に元気がなくなり、鈴木愛や比嘉真美子がメジャー参戦で不在と、女子ツアーには今、圧倒的に強い女子プロが見当たらない。誰が勝ってもおかしくない状況の中で、勢いのある若手が勝利をモノにしている」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。
「だが、華やかなようでも、冷静に見ると肝心なところでポカが多かった。黄金世代や、それより若い選手が勝っているといっても、勝負に迫力や凄みは感じられず、印象に残る名場面というのは少ない。上っ面の華やかさでしかないようだ。経験が浅くてもすぐに勝てるような女子ツアーでは、目の肥えたファンには早晩、飽きられてしまう。黄金世代が週替わりで勝って盛り上がっているように見えるが、手放しで喜べる状況ではないはずだ」
若手の対立軸になる“絶対女王”が見当たらない女子ツアーは、人気も長続きしないはずだ。
[ 匿名さん ]
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