
「デュシットスイーツJパークシラチャ」、2028年開業予定
東急株式会社と、タイの大手財閥系企業サハグループの合弁会社である「サハ東急コーポレーション」は、タイ東部チョンブリ県シラチャ郡において、新たなサービスアパートメント事業「デュシットスイーツJパークシラチャ(Dusit Suites J-PARK SRIRACHA)」に参画すると発表しました。工事は2025年7月に着手し、2028年の開業を予定しています。
「デュシットスイーツJパークシラチャ」は地上12階建て、総室数195室を備え、専有面積は1室あたり50平方メートル以上が中心となっています。すべての部屋で短期宿泊にも対応し、長期滞在者だけでなく幅広いニーズに応える計画です。
運営は、タイを代表するホテル運営会社「デュシット・インターナショナル(Dusit International)」が担います。1948年に設立されたデュシット社は、世界18か国で300軒以上のホテルやリゾートを展開しており、高品質なホスピタリティサービスに定評があります。施設内には大浴場やサウナを備えたスパ、タイ文化を体験できる飲食施設など、外部利用も視野に入れたラグジュアリーな空間を提供する予定です。
また、「デュシットスイーツJパークシラチャ」はサハグループが運営する商業施設「J-PARK」に隣接しています。「J-PARK」は日本をコンセプトとしたショッピングモールで、日系の飲食店や小売店が多数入居しており、本物件との相乗効果による地域活性化も期待されています。
シラチャはバンコク中心部から南東に約100キロメートルの位置にあり、周辺には多数の工業団地が集積しています。さらに、タイ政府が産業誘致を進める東部経済回廊(EEC)にも含まれ、今後の発展が見込まれる地域です。
サハ東急はこれまで、家族向けの「ハーモニック レジデンス シラチャ」と、単身・二人暮らし向けの「グリーンライフ シラチャ」という2つのサービスアパートメントを運営してきました。今回の「デュシットスイーツJパークシラチャ」は3件目の不動産開発となり、これまでの日本人駐在員に加え、多様な国籍の方々にも利用されることを想定しています。
東急は、サハグループとの連携のもと、住宅開発にとどまらず、新産業との連携やオフィス開発も見据え、まちづくりのノウハウを活かしながら、持続可能な地域発展に貢献していく方針です。
■サービスアパートメント事業「Dusit Suites J-PARK SRIRACHA」 概要
1.物件概要
2.物件周辺環境

商業施設「J-PARK」3.物件写真

レセプションイメージ
ダイニングイメージ
客室イメージ
大浴場イメージ■サハ東急コーポレーション 概要
名称: Saha Tokyu Corporation CO., LTD (サハ東急コーポレーション)
所在地: 444/4 Moo.5, Surasak, Sriracha, Chonburi 20110 Thailand
代表者: 取締役社長 須山 真慈(すやま しんじ)
事業内容: 不動産開発業・不動産賃貸業
資本金: 792百万タイバーツ(約35億円)
※2025年6月20日付レート(1タイバーツは約4.45円)による
設立年月日: 2014年10月1日
出資比率: 東急グループ(東急、チョウカンチャン東急建設)50%、サハグループ50%
ホームページ: https://sahatokyu.com/home?lang=en