マカオ治安警察局は7月5日、マカオ社会の治安環境浄化を目的とした違法売春に対する取り締まりの実施を継続する中、前月(6月)にかけてマカオ半島北部の祐漢エリア一帯で30〜40代のインバウンド旅客の女4人を検挙したと発表。
同局によれば、上述の2人はいずれも金銭を得る目的でマカオ入りし、性的サービスの提供に従事してしたことを認めたとのこと。このうち、ベトナム人の女1人についてはオーバーステイ状態だったことも明らかに。同局では、4人はインバウンド旅客であり、滞在ステイタスに不相応な活動に従事したとして、全員の身柄を同局の入管部門に移送済みとした。
マカオ半島北区にある警察署へ身柄を移送される女ら(写真:マカオ治安警察局) また、捜査の過程で同エリア内にあるビルの部屋が無認可の違法宿泊施設として提供されている疑いが浮上。その後、宿泊施設を管轄する旅遊局の調査で違法性が確認されたことから、封鎖に至ったことも明らかにした。
祐漢エリアは高頻度で違法売春に対する取り締まりが行われている場所のひとつ。同局は今後も取り締まりを継続すると考えを示し、市民に対して疑わしい行為を見聞きした場合には積極的に同局へ通報するよう呼びかけた。
違法宿泊施設であることが確認された部屋の入口(写真:マカオ治安警察局)