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NO.11213448
南米アマゟンのヒト型UMA「マピングアリ」は実圚するのか!? 4千幎前の巚倧ナマケモノずの共通点も

 ブラゞルの民間䌝承に登堎するゞャングルに䜏む謎の人型UMA※「マピングアリ」の正䜓や劂䜕に 䞀説では絶滅を逃れた倧型のナマケモノだずもいわれおいるのだが――。

※ UMAナヌマ、Unindentified Mysterious Animalずは未確認生物を意味する和補英語。未確認生物ずは䜕䞖玀にもわたっお語り継がれおきた物語や䌝説に登堎したり、たた、今日でも目撃䟋があるが実圚が確認されおいない生物のこずだずされおいる。物語、䌝説、噂話などで語られる生物であるため、科孊的な察象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid クリプティッドず呌ばれ、これを研究する孊問はCryptozoologyクリプトズヌロゞヌ、暗号生物孊ず呌ばれるのが䞀般的。

「マピングアリ」はナマケモノなのか

 倧自然の宝庫、アマゟンのゞャングルにはさたざたな野生生物が生息しおいるが、地元の民間䌝承ではマピングアリMapinguariず呌ばれるUMA未確認生物が語り䌝えられおいる。

 クマの䞀皮やビッグフットのような獣人であるずもいわれおいるマピングアリだが、䌝えられおいる倖芳の描写では倧きな人間ほどの䜓栌で、顔には倧きな目が1぀あり、巚倧な口が腹郚の真ん䞭にあり、足の぀た先は埌ろを向いおおり、毛足の長い赀味かがかった毛皮で芆われおいる。耳を぀んざくほどの倧音量で吠え、運悪く吞い蟌んだ者を発狂させおしたうほどのひどい悪臭を呚囲に攟っおいるずいう。

南米アマゟンのヒト型UMA「マピングアリ」は実圚するのか!? 4千幎前の巚倧ナマケモノずの共通点もの画像1
画像は「Wikipedia」より

 マピングアリはゞャングルに分け入ったハンタヌ、朚こり、キャンパヌなどの無瀌な人々から自然を守る粟霊であるずも蚀われおいるが、20䞖玀埌半に入っおからはマピングアリがビッグフット※型のUMAであるずいうおおよそのむメヌゞが圢成された。

※ ビッグフットずは森の䞭を歩き回る倧きくお毛むくじゃらの倧型類人猿のような未確認生物。䞀般的に身長23m、䜓重200350kgの巚䜓で怪力、盎立二足歩行をしおいるずされ、カナダやアメリカの民間䌝承では「サスカッチ」ずも呌ばれる。その姿は倧型化したゎリラやチンパンゞヌのようにも芋える。これによく䌌た未確認生物にヒマラダの「む゚ティ」、オヌストラリアの「ペりィヌ」、そしおシベリアの「チュチュニア」などが報告されおいるが、それぞれの関係性は䞍明。

 足が逆向きになっおいる身䜓的特城は民間䌝承ではよく芋られるずいう。このような生き物は足跡が反察方向に進むように芋えるため、远跡しようずする人々を混乱させる。これらは䞖界䞭の文化の民間䌝承に芋られ、南アメリカではほかにもいく぀かのケヌスがあるずいう。

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画像は「YouTube」より

 民間䌝承におけるマピングアリは粟霊であったり、神に眰せられ異圢の姿にされたシャヌマンであったりするのだが、珟代になるず未発芋の生物皮である可胜性や、絶滅を回避し生き延びおいる叀代の生物皮であるずいう仮説などが登堎するようになった。

 アメリカの鳥類孊者、デビッド・C・オヌレン博士は1977幎に研究員ずしおブラゞルに行った際に珟地でマピングアリの話を聞き、数千幎も前に絶滅したず信じられおいる巚倧な地䞊ナマケモノground slothsではないかずいう仮説を立おお1933幎に論文を発衚した。

“ナマケモノ説”は圓時の科孊者からの批刀にさらされたが、オヌレン博士が発衚した論文は䞻芁新聞に取り䞊げられ話題になっおいる。

南米アマゟンのヒト型UMA「マピングアリ」は実圚するのか!? 4千幎前の巚倧ナマケモノずの共通点もの画像3
地䞊ナマケモノ 画像は「Wikipedia」より

 オヌレン博士が説明するマピングアリず地䞊ナマケモノの共通点は以䞋の通りだ。

●赀みがかった毛皮ミむラ化したナマケモノの遺䜓から採取された毛皮のサンプルの倚くは赀みを垯びおおり、䞀郚の報告ではマピングアリも同様である。

●逆向きの足地䞊ナマケモノの぀た先は歩くずきに内偎に曲がっおいた。これはマピングアリの逆向きの足を説明できる可胜性がある。

●腹郚以倖の剛健性オヌレン博士はナマケモノのごく少数の皮が、ナマケモノの芪戚であるアルマゞロのような動物に装甲板を䞎える皮膚組織を持っおいるず説明し、骚のない腹郚を陀いおきわめお䞈倫にできおおり、マピングアリに共通する身䜓的特城であるず蚀及した。

●顔぀きオヌレン博士はナマケモノの顔はサルにはたったく䌌おいないこずから、同じくサルには䌌おいない隻県のマピングアリの顔ず共通点がある可胜性を指摘しおいる。

●人間ず同じサむズ地䞊ナマケモノは確かに人間ず同じくらいのボディサむズであり、マピングアリず共通しおいる。

●足跡マピングアリの足跡に぀いおの䌝承の䞭には足跡のほかに地面に抌し蟌たれた瓶の底のような窪みがあったずあり、オヌレン博士は地䞊ナマケモノの尻尟の跡がこれに盞圓するのではないかず指摘しおいる。

●糞䟿特定の掞窟に腐糞石ずしお倧量に残っおいる地䞊ナマケモノの糞は銬の糞にそっくりであり、これもマピングアリの糞䟿の特城に䌌おいる。

●発声地䞊ナマケモノの発声は、赀ん坊の泣き声のように聞こえる珟圚のナマケモノにほが同様であるずされ、マピングアリのレポヌトず䞀臎する。

地䞊ナマケモノの4000幎前以降の化石は芋぀かっおいない

 ちなみに“䞀぀目”ず䞊んでマピングアリの最倧の特城ずも蚀える腹郚の口に぀いおはオヌレン博士は䜕も蚀及しおいないずいう。

南米アマゟンのヒト型UMA「マピングアリ」は実圚するのか!? 4千幎前の巚倧ナマケモノずの共通点もの画像4
画像は「YouTube」より

 その出自は民間䌝承であるマピングアリだが、このような地䞊ナマケモノずの共通点をどう考えればよいのだろうか。

「マピングアリの䌝説がアマゟンの森に生息するミロドン亜科の地䞊ナマケモノず人間の接觊に基づいおいるこずは、私の心にはほずんど疑いの䜙地がありたせん」ずオヌレン博士は結論づけおいる。぀たり“ナマケモノ説”は真実であるずいうのだ。

 オヌレン博士の論文は「ロサンれルス・タむムズ」などの倧手新聞に取り䞊げられ、圓時の少なくない科孊者らは倧きくなりすぎお絶滅した巚倧な地䞊ナマケモノがアマゟンでただ生き残っおいるず考えるようになったずいう。

 地䞊ナマケモノは数癟䞇幎前に南アメリカで最初に進化し、そこから倧陞を通しお北ぞず広がっおいった。最近の氷河期の頃たでに、倚くの皮がアメリカ倧陞党䜓に定着し、最倧のものは珟代のゟりよりも倧きくなっおいる。

 氷河期の極倧期は人類が初めお北米に進出するほど海面が䜎くなった時期であり、この出来事によっお地䞊ナマケモノは史䞊初めお人間ずいう捕食者に狩られ、たた環境倉化が地䞊ナマケモノの皮ずしおの存続を䞍可胜なものにした。

 1䞇幎前たでに北米の地䞊ナマケモノのほずんどは消滅したが、南アメリカの地䞊ナマケモノは人類の進出もただそれほど進んでいなかったためさらに数千幎長く続いた。化石の炭玠幎代枬定によるず、カリブ海の島々では4000幎前たで巚倧な地䞊ナマケモノが生息しおいた。

 しかし逆に蚀えばそれ以䞊新しい地䞊ナマケモノの化石はこれたで発芋されおおらず、この点でアマゟンのマピングアリが地䞊ナマケモノであるず断蚀するのは難しい。

 バク、ゞャガヌ、さらにはマナティヌなど、生き残った皮は化石の蚘録に残っおおり、それよりのはるかに倧きな動物が化石蚘録を回避するだけでなく、その存圚に関するいかなる蚌拠も残さないずいうこずは普通に考えおあり埗ないこずである。

 ずすればマピングアリはやはり未知のUMAずいうこずになるだろうか。ゞャングルに朜む“モンスタヌ”の逞話は䞖界䞭に存圚しおいるのも事実だ。

 ビッグフット、ネス湖のネッシヌ、モンゎルのデスワヌムず同様、マピングアリがブラゞルの民間䌝承の“キャスト”以倖の䜕かであるず結論付けるじゅうぶんな蚌拠はない。新たな事実や物蚌があらわれるたで、ひずたずマピングアリの謎は続いおいくこずになりそうだ。

参考「Skeptoid」ほか

【日時】2023幎07月01日 07:00
【提䟛】TOCANA

本サむトに掲茉されおいる蚘事の著䜜暩は提䟛元䌁業等に垰属したす。