2025年2月8日、フィリピン軍事関係者によると、中国がフィリピンの軍事動向に対して強い関心を示している。これは、ルソン島北部から上海を狙うことができる、米軍中距離ミサイル発射システム「タイフォン」が怖いから。
「タイフォン」は移動可能な地上発射型ミサイル発射システムで、トマホーク巡航ミサイルやSM-6ミサイルを搭載することができる。このミサイルシステムは、フィリピンに2024年4月に初めて配備され、その後、米軍はフィリピンからの引き揚げを計画していないことを表明。これに対して、中国とロシアはフィリピンへの配備が軍拡競争を助長すると反発していた。
米インド太平洋軍(INDOPACOM)は、タイフォンがフィリピン国内で移設されたことを認めたが、具体的な場所は明らかにしていない。これまでに6人の中国人スパイが逮捕されているが、中国政府は「タイフォン」の移設場所を特定するための諜報活動を活発化するものとみられる。
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