中国初の1基当たりの最大容量が500メガワット、ランナーサイズ最大6.23メートルの衝動式発電用水車ランナーが2日、ハルビン電気グループ傘下のハルビン電機有限責任公司で独自開発に成功し、出荷されました。このランナーはチベットのザラ水力発電所に設置される予定です。
衝動式発電用水車のペルトンランナーは、水流の運動エネルギーを機械エネルギーに変換する重要な役割を担う発電ユニットの核心をなす部品であり、「水車の心臓」とも称されます。
ハルビン電気グループは研究開発と製造に6年を費やし、ザラ水力発電所の衝動式水車向けに特注設定された、21個の精密バケットで構成され、外径6.23メートル、全高1.34メートル、重量約80トンという高性能ペルトンランナーを設計しました。その中核部品であるハブ鍛造品は、現在国内最大のマルテンサイト系ステンレス鋼鍛造品で、これらの性能指標は水力性能、高効率運転範囲、耐圧能力のいずれにおいても業界における画期的な向上を達成したことを示しています。(提供/CRI)