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韓国で男性への逆セクハラ・逆レイプ事件が続発中
事件は2013年6月、ソウル市内の居酒屋で起きた。

23歳の女性Kさんは、泥酔した友人の彼氏に強制“ディープキス”を敢行。

だが相手が抵抗し、舌の一部をかみちぎられる重傷を負った。

男性は傷害で懲役6カ月執行猶予1年を言い渡されたが、“かんだのは正当防衛”として上訴。

女性のほうも準強制わいせつで起訴され、今年4月に罰金300万ウォン(約33万円)と40時間の性暴力治療プログラム受講を宣告された。

女性はキス自体を否認したが、裁判所は“通常体内にある舌は、出さない限りかまれない”と判断。

“舌入れ”行為を認定したわけだ。

韓国ではここ数年、女性による男性への性犯罪事件が急増している。

今年4月には45歳のバツイチ女性が、50代既婚男性への“強姦未遂”で起訴された。

女性は男性の不倫相手だったが、別れ話を切り出されて犯行を決意。

男性に睡眠導入剤ゾルピデム入りの飲み物を飲ませた上、手足を縛ってセックスに及ぼうとした。

拒否されると“一緒に死のう”と鈍器で頭を殴っている。

2月には名門私大・延世大学の女子学生が、やはりコンパで酔った男子学生に強制キス。

ヒワイな言葉も吐き、学内で対策委員会が設置される騒ぎとなった。昨年4月には40代女性上司が30代男性部下を無理やり泥酔させ、関係を持った末に社内セクハラを重ねた件が一部メディアで話題に。

また12年には20代女性2人が10代男子学生を裸にして写真撮影&おさわりし、準強制わいせつで書類送検されている。

 もともと儒教の伝統で、男尊女卑が根強かった韓国。

そのぶん80年代の民主化以降、男女同権を実現する取り組みは積極的だった。

こうして性意識の変革が猛スピードで浸透するのに伴い、逆セクハラ、逆レイプが増えたとの分析もある。

また13年6月の刑法改正も、警察官や被害者の意識を変えた大きな要因。

それまで“婦女”に限定された強姦罪の被害者を“人”に、つまり男性も含めるよう改正されたからだ。
【日時】2015年04月30日
【提供】日刊サイゾー

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