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バンコク・アソークにある北朝鮮レストラン「平壌OKRYUレストラン」。
北朝鮮人女性スタッフによる接客が素晴らしく、政治云々は別にして、何度か食事に行ったことがありました。
夜になると、その女性スタッフが美しいチマチョゴリに着替えて、歌や踊りのショーを行うのが売りだったのですが・・・。
2019年8月15日の毎日新聞に気になるニュースが。
それがこちら「タイ 北朝鮮人いない「北朝鮮レストラン」 国連制裁厳格運用 出稼ぎ労働者年内送還」。
北朝鮮から派遣された女性従業員の歌や踊りを売りに外貨を稼ぐ「北朝鮮レストラン」。
だが、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議は、加盟国に出稼ぎ労働者の年内送還を求めており、レストラン従業員も国外で働けなくなる。
記事は有料のため全ては読んでいませんが、要するにタイの北朝鮮レストランには北朝鮮人の女性スタッフがいなくなったということなのでしょう。
ということで実際に見に行ってきました。
ガラス扉の奥を覗いてみると、女性スタッフはいますが、たしかに以前の女性スタッフの姿は見えません。
お店に入った瞬間、すぐに「これまでとは違うな・・・」と思いました。
というのも以前はガラス扉を開けると、すぐに女性スタッフが飛んできて席に案内してくれたのですが、それはなし。
自分で席に着くことになりました。
メニューを持ってきてくれた女性スタッフに話を聞いてみると、彼女は北朝鮮人ではなくタイ人だそうです。
「北朝鮮人のスタッフはいないのですか?」と聞いて見ると、「ホリデーで国に帰った」とのこと。
休暇ですか・・・。
まあ、そんなはずはありませんよね(笑)。
注文したのは、麺が200グラムで280バーツの平壌冷麺です。
以前は冷麺が運ばれてくると、北朝鮮人の女性スタッフが酢とマスタードでスープの味の調整をしてくれて、麺をハサミで切ってくれたのですが、今はそういったサービスは一切ありません。
グラスの水が少なくなると、すぐに注いでくれたのですが、それもありませんでした。
残念。
でも冷麺は美味しかったですよ。
お会計。
以前はクレジットカードが使えたのですが、それも使えなくなっていました。
毎日新聞に、米国系クレジットカードが使えなくなった、とあったので試してみたのですが、本当に駄目でした。
また以前は店を出る時は、女性スタッフが出口まで見送ってくれたのですが、それもありませんでした。
なお夜のショータイムも、やっていないそうです。
これまでと全く別の店になってしまったような「平壌OKRYUレストラン」。
次に足を運ぶのは、いつのことになるでしょうか・・・。
ちなみに店内には、東方神起のサインが飾ってありましたよ。
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