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アシアナ航空機が広島空港(広島県三原市)に着陸する際、滑走路から逸脱した事故で、事故直後から続いていた滑走路の閉鎖が17日朝、解除され、旅客機が3日ぶりに同空港を飛び立った。
空港には午前7時35分発の東京・羽田行き始発便に搭乗予定の乗客が早朝から次々に訪れた。
事故を起こした機体は、離着陸に影響がないため、滑走路の約100メートル南に残されたまま。
運輸安全委員会は、引き続き機体を調査するなどして、事故原因の究明を進める。
国土交通省などによると、アシアナ航空162便は14日午後8時5分ごろ、広島空港に着陸する際、滑走路からそれ、進行方向と逆向きに停止。
乗客乗員25人が負傷した。
滑走路の約320メートル手前にある計器着陸装置(ILS)のアンテナにぶつかったとみられる。
アンテナの補修を終えるのは7〜8カ月先となる見込みで、同省は簡易型のアンテナ設置を検討しているが、当面は離着陸できる気象条件を厳しくして運用する。
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