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急きょ出場の武者修行先で快音連発!楽天・八百板卓丸

31打数12安打、打率.387。

楽天の左打ち育成外野手・八百板卓丸の海外武者修行はみごとな快音祭りになった。

台湾で開催され、12月18日に全日程を終えたアジア・ウインターリーグ。

若手選手にとってのアピールの場で、八百板が「代役」とは思えない好成績を残した。

■途中出場ながらも密度の濃すぎる打撃成績! 活躍の場は突然にやってきた。

チームメイトのオコエ瑠偉が親知らずの治療で帰国。

その代役として7日にイースタン選抜に合流した八百板は、出場数わずか8試合で5試合連続安打。

猛打賞は3回と一躍その名を轟かせたのだ。

この猛打賞の数は、打率.556のオリックス・吉田正尚、同.379の阪神・横田慎太郎と並び、NPBから派遣された野手27人中、最多である。

八百板は2014年のドラフト育成1位で、福島の聖光学院高から楽天入り。

高い身体能力とバットコントロールのうまさは高校時代から評価されていた。

同年夏の甲子園では、15打数8安打でチーム8強入りに貢献。

筆者在住の長野県代表・佐久長聖高と激突した2回戦を、よく覚えている。

リードオフマンとしてセンター前ヒットで出塁。

すかさず捕手悪送球を誘う二盗を仕掛けて一気に三塁進むと、犠飛でホームに帰還。

俊足好打のセンスを披露した。

■2軍で力をたくわえた

高卒2年目の今季、イースタン・リーグで多くの経験を積んだ。

出場数は43試合から70試合に増え、打席数も95打席から201打席に倍増。

打率は.230から.262に改善された。

また、選球眼のよさを発揮し、安打以外の出塁率を示す「IsoD」はリーグ平均の.073を上まわる.093を記録。

着実に力をつけて臨んだのが先のアジア・ウインターリーグ(AWB)だった。

■台湾で長打5本!目を見張ったパンチ力も発揮!

台湾では持ち味のコンパクトな振りでミートする打撃に加え、180センチ76キロという細身からは想像しにくいパンチ力を爆発させている。

12安打中、長打は5本。

12月11日のヨーロッパ選抜戦で放ったホームランは逆方向に運ぶ大当たりに。

14日の中華台北トレーニングチーム戦で放った三塁打は、背走するライト頭上を軽く越え、ウオーニングゾーンに着弾する大飛球だった。

■1軍のリベンジを八百板が果たす!

楽天の1軍が降参した変則タイプにも、八百板はしっかりと適応した。

今季の交流戦、プロ初登板・初先発の青柳晃洋(阪神)に、楽天はプロ初勝利を献上していた。

青柳の左打者被打率は.224。

楽天のみならず、各チームの1軍の左打者の多くが悩まされた変則右腕だ。

ウエスタン選抜の一員として今回のアジア・ウインターリーグ(AWB)に参加し、最優秀投手に選ばれた青柳だが、八百板は2打数2安打と攻略。

そのうち1本は左中間へ打ち返す二塁打だった。

現在、八百板はチームの中で唯一の22歳以下の左打ち外野手。

次世代を担う貴重な逸材だ。

台湾でつちかった経験を、勝負の年になる育成3年目の2017年につなげてほしい!
【日時】2016年12月21日 16:05
【提供】デイリーニュースオンライン

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