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日本版GPS衛星「みちびき2号久を搭載したH-ⅡAロケットが、けさ9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
従来、米国のGPS衛星を利用して日本では、今年度中に残りの2機を打ち上げ、来春からは自前のGPS衛星を使った運用が始まる。
カーナビやスマートフォンなどで利用されている「ナビ機能」は、人工衛星からの電波(測位信号)によって現在位置を把握する仕組みだが、これまでは米国のGPS衛星を利用していたため、時間帯や場所によってはGPS機能が使えなかったり、10メートル近い誤差が生じることがあった。
2010年に打ち上げたみちびき初号機を入れて、今年度中に3機を打ち上げることで、来年春以降は、既存のGPS衛星と併せて、8機体制となる。
これで日本全土がカバーできるようになり、いつでも6センチ程度の誤差で現在位置の把握ができるようになるという。
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