2列目には、過去2作連続センターの山下をはじめ、同じくセンター経験者の田村保乃と守屋麗奈、さらに三期生の谷口愛季と的野美青が並ぶ布陣。初選抜から1列ずつ前進し、10thシングル『I want tomorrow to come』(以下、『IWTC』)でフロントに立った的野は、今作でも期待が寄せられるポジションを任された。また、山下と共に5作連続の選抜入りとなった谷口は、『IWTC』でセンター経験者に囲まれながらも高いパフォーマンス力を安定して披露しており、三期生ライブで見せた表現力も相まって、彼女は武器を磨いてきた。『IWTC』ではセンターの山下と連動する振り付けもあり、複雑なダンスパフォーマンスが魅力の櫻坂46で谷口の存在は欠かせないものになっている。
三期生ライブで見せた、谷口愛季の底知れぬ実力
そして、櫻坂46で最も熾烈なポジション争いとなっているのが3列目だ。二期生の松田里奈と大園玲は1stシングルから11作連続での表題曲参加(1st~5thシングルは櫻エイトという、3列目が曲に応じて入れ替わるシステムを採用していたため、表題曲に参加しないメンバーもいた)。経験豊富な2人を軸に三期生4名が名を連ねる中、石森璃花が初の選抜入り。常に笑顔がトレードマークの彼女は、9thシングル『自業自得』収録のBACKS曲『愛し合いなさい』でセンターを務めると、座長として『9th Single BACKS LIVE!!』を完遂。櫻坂46へのリスペクトを口にしてきた彼女の選抜入りを期待する声が多かった。それらの声援を受けてチャンスを掴んだ彼女が、「次も選抜にいてほしい!」と思わせる活躍を見せられるかにも注目だ。