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ピエール瀧 コカイン調達役の裁判での生々しい証言で、復帰は暗雲に

 麻薬取締法違反の罪で有罪判決を受けたミュージシャンでタレントのピエール瀧に対する”風向き”が変わりつつある。

 今月5日に開かれた初公判では、現在通っている薬物更正施設の担当医が証人出廷し「さまざまなテストを行った結果、(瀧の)薬物依存度は低く、依存症にはありません」とアピール。

更正を誓う妻の嘆願書も読み上げられ、瀧本人も聞かれた質問には”自分の言葉”で答えるなど、殊勝な態度を示した。

 薬物公判としては満点と言っていい内容。

世間も好感したのか、早期復帰を願うエールや、大手プロダクションが獲得に動いているといった報道もあった。

 だが、瀧にコカインを譲渡した田坂真樹被告の初公判が25日に行われると、状況は一変した。

 瀧が田坂被告を”利用”して密売人からコカインを入手していたこと、7年前から月イチペースで毎回10グラム近い量を購入していたことなど、瀧の”裏の顔”が暴かれると、「これで依存症ではないというのはおかしい」「重度のジャンキーじゃないか」と、瀧の言動に疑念が生じ始めたのだ。

 さらに瀧が当局に連行された翌日の3月13日には、妻が田坂被告に電話で「捨てなきゃいけないものがある」と呼び出し、”コカイン部屋”のある別宅マンションからコンビニ袋に入った?何か?を処分するよう要請していたこともわかった。

 田坂被告の裁判を傍聴したマスコミ関係者は、「妻が真っ先に証拠隠滅を図ろうとしていたことがわかると、記者は一斉にペンを走らし、閉廷後は『サスペンスドラマみたいだ』と興奮していました。

それほど衝撃的な裁判。

瀧と薬物の結びつきは想像以上で、周囲はそれを見て見ぬフリしていた。

初公判時の瀧の誠実なイメージは吹っ飛び、『本物のワル』と言う記者もいました」と明かす。

 相方の石野卓球も瀧やマスコミに対しては饒舌にツイートするが、田坂被告に関しては一切触れずじまい。

闇が予想以上に深い事件である。
【日時】2019年07月01日 05:58
【提供】日刊サイゾー
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