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レクト財務相とヘルボサ保健相はこのほど、2024年の予算執行と25年の予算案で資金拠出されるものに限らず、すべての比人の福祉と健康の全面的な向上に向けた協力関係の強化と、追加保健プロジェクトへの資金充当を確認した。
レクト大臣は、保健医療の提供拡大には、医療施設にアクセスしやすくすることに加え、農業生産性の向上で食料安全保障を確保することや、医薬品およびビタミン剤などを購入できるよう経済的な機会を与えることも含まれることを説明した。
具体的には、143億1000万ペソの保健施設強化プログラムは、地方自治体や保健省管轄の病院、そのほか保健施設に関するインフラや医療機器、輸送車両の支援を対象とする。特に乳幼児ワクチンの接種指標を示すため、予防接種のワクチン接種担当者の雇用も資金提供プロジェクトに含まれており、3億5572万ペソが割り当てられるとした。ほかにも、健康増進プログラムへの4億6720万ペソの資金は、健康リテラシーの向上や健康増進フレームワーク戦略の策定と実施に重点が置かれるという。
財務省はまた、最近国家経済開発庁の理事会で承認された279億2000万ペソの融資を確保。国内の医療アクセスが脆弱な地域における保健緊急事態の予防、対応を強化するためで、保健省はすでに17州・地域で試験実施する段取りを進めている。ヘルボサ保健相は「国民皆保険を推進するための足掛かりとなる」としている。(深田莉映)
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