爆サイ.com 南東北版

🌎 国際ニュース



NO.12695247
西武グループがバンコクでホテル事業に参入~タイ大手サハグループと合弁で2029年開業へ

株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドは、タイの大手財閥サハグループの中核企業である Saha Pathana Inter-Holding Public Company Limited(以下、SPI社)と合弁で、タイ・バンコクにおいてホテルを開業する計画を明らかにしました。開業は2029年度中を予定しています。



このホテル事業は、株式会社大林組のグループ会社であるタイ大林(本社:バンコク)とSPI社が共同で設立した新会社「Ratchadamri Hospitality Management Co., Ltd.(RHM社)」が担います。RHM社の資本金は26億バーツで、出資比率はタイ大林が60%、SPI社が40%となっています。西武・プリンスホテルズワールドワイドは、RHM社とホテル運営に関する基本合意書を締結しました。

ホテルは、バンコク中心部にあるBTS(高架鉄道)ラチャダムリ駅に直結する複合開発プロジェクトの高層階(26階~36階)に位置し、約200室を備える予定です。施設内には、ルーフトップバーやインフィニティプール、スパ・フィットネス、宴会場、クラブラウンジ、会議室、本格的な和食レストランなどを設ける計画です。ホテルのコンセプトは「Garden in the Sky(空に浮かぶ庭)」とされており、日本ブランドならではの「おもてなし」によって、癒しと活力を提供する空間を目指しています。

今回のホテルが立地するエリアは、都心にありながらも南側と西側に緑豊かな景観が広がっており、眺望の良さが大きな特長となっています。複合開発プロジェクトの敷地面積は約9,800平方メートル、延べ床面積は約11万7,000平方メートルで、オフィスや商業施設、駐車場なども併設される予定です。

西武・プリンスホテルズワールドワイドは、国内外で宿泊施設やレジャー施設を展開する西武グループの中核企業です。日本全国のほか、アジア・中東・オセアニア・欧米など、世界各地で86のホテル(会員制含む)を運営しています。今後は250ホテル体制への拡大を目指しており、今回のバンコクでの展開はその戦略の一環と位置づけられています。

なお、バンコクは世界的な観光都市として知られており、Euromonitor Internationalの「2024年 世界都市ランキング」では、外国人訪問者数において世界1位となりました。観光需要の高まりにより、ホテル市場の拡大が続いており、今回の新ホテルもその需要に応えるものとして注目されています。日本発のホテルブランドが、国際都市バンコクで存在感を高めていくことが期待されます。

■プロジェクト概要
所 在 地 バンコク都パトゥムワン区ラチャダムリ通り
交 通 高架鉄道BTS「ラチャダムリ」駅
敷地面 積 約9,804 ㎡
延べ面 積 約117,650 ㎡
階 数 地上36 階 塔屋2 階 地下3階
建物用 途 オフィス、ホテル、商業、駐車場
竣工・開業 2029 年度中(予定)

 

【日時】2025年07月01日 06:00
【提供】タイランドハイパーリンクス

本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。