
タイ政府は2025年7月3日、国民に対してHIVの検査を積極的に受けるよう呼びかけました。保健省疾病管理局によると、2025年のHIV感染者は累計547,556人、新規感染者は13,357人にのぼります。
主な感染経路は「避妊具を使用しない性行為」であり、多くの人が自らの感染リスクに気づかず、検査を受けていない実態も明らかになりました。感染に気づかず放置された場合、治療を受けられないばかりか、無自覚のうちに他者へ感染を広げるおそれもあるとされています。
政府副報道官は、「HIVの早期発見と治療開始が、合併症の予防やエイズによる死亡リスクの低下につながる」と強調しました。抗ウイルス薬を継続的に服用することで、血中のウイルス量が極めて少ない状態(200 copies/ml以下)となり、他人に感染させるリスクがほぼゼロになる“U=U(Undetectable = Untransmittable)”の実現も可能です。
タイ国民は、年に2回まで全国の公立病院で無料検査を受けられるほか、政府の「パオタン(เป๋าตัง)」アプリを通じて自己検査キット(HIV Self-Test)を無料で申請することもできます。検査キットは自宅で簡単に使用でき、20分ほどで結果が出ます。陽性反応が出た場合は、速やかに病院での確認検査と治療を受けるよう呼びかけています。
また政府は、コンドームや自己検査キットの無料配布を全国で拡大しており、オンラインでのリスク評価を通じて自宅に検査キットが届く「Stand by you」サービスの普及も進めています。
「HIVは予防可能な感染症です。すべての性行為において、正しくコンドームを使用することが、HIV・性感染症・予期せぬ妊娠の予防につながります」と政府副報道官は改めて強調しました。
■รัฐบาลกระตุ้นคนไทย ตรวจ “HIV” ฟรี..!!ด้วยตัวเองได้ เพื่อรู้สถานะ เน้นย้ำการใช้ถุงยางอนามัยทุกครั้งที่มีเพศสัมพันธ์ ลดโอกาสติดเชื้อทางเพศสัมพันธ์