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バンコク首都圏の8路線に20バーツ(約90円)均一運賃を拡大~2025年10月から適用へ

タイ政府は、通勤負担の軽減と公共交通機関の利用促進を目的に、20バーツ(約90円)均一運賃制度の対象をバンコク首都圏の主要8路線に拡大すると発表しました。新制度は2025年10月1日から開始され、対象となるタイ国民は事前登録が必要です。2025年7月9日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



この政策では、異なる路線間での乗り換えがあっても、1回の乗車ごとに一律20バーツとなります。対象路線は、グリーンライン、ゴールドライン、イエローライン、ピンクライン、ブルーライン、パープルライン、レッドライン、そしてエアポートレールリンクの8路線。現在すでにパープルラインとレッドラインでは20バーツ制度が実施されており、それ以外の路線が新たに加わる形です。

利用には、政府の「タンラット(Tang Rath)」アプリを通じて、国民IDカードと交通系カードを紐付けて登録する必要があります。登録受付は8月から開始予定です。制度導入初期段階では、各路線で異なる交通カードが必要となる可能性があり、システムの完全統合は今後の課題とされています。

交通カードとしては、グリーンライン、ゴールドライン、イエローライン、ピンクラインの各路線で「ラビットカード(Rabbit Card)」が使用可能。また、VisaやMastercardなどのEMVコンタクトレス決済も6路線で対応予定です。

なお、登録を行わない利用者や外国人は、これまで通り通常運賃が適用されます。制度の年間予算は約80億バーツで、タイ国鉄道公団(MRTA)の収益を財源としています。政府はさらに利便性向上のため、2026年にはQRコード決済の導入も計画しています。

 

【日時】2025年07月09日 15:19
【提供】タイランドハイパーリンクス

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