
オーストラリアの動物園で先日、女性がライオンに襲われる事件が起き、その詳細が明らかにされた。
動物園のオーナーの親族
その事件が起きたのは7月6日、場所はクイーンズランド州の町、Toowoomba南部にある「ダーリングダウンズ動物園」とされている。
この動物園のオーナーの親族である女性(50)はその日の朝、ライオンの囲いの中で飼育員が作業しているのを見ていたという。
しかしその時、ライオンに腕を噛まれ、ブリスベンの病院に搬送されたそうだ。
現在、容態は安定しているが、女性の片腕は失われたという。
「安全手順をよく理解していた」
まだ調査が進められ、女性の話を直接聞くことができていないため、詳細は分かっていないが、ライオンに襲われた時、彼女はその囲いの中にはいなかったという。
また動物園は声明で、「女性は危険な動物を扱う際の、安全手順をよく理解していた」とし、「彼女は過去20年間、何度もこのようなこと(作業)をしてきました」と述べている。
クイーンズランド州労働安全衛生局の広報担当者も7月7日の夜、検査官が調査を継続していると明らかにした。
動物園側は7日、このライオンが「飢えていたわけでも、痩せていたわけでもない」とし、殺処分をしない方針を示した。(了)